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2023年度「障がい者雇用支援キャンペーン」について

みなさんこんにちは。パラアスリート 兼 広告代理店 株式会社トーコンで働く日向賢です。

突然ですが、今年も障がい者求人の時期がやってきました。
え?そんな時期あるの?と思われた方も多いかと思いますが・・
障がい者求人とは、障害者雇用支援月間(https://www.jeed.go.jp/disability/activity/education/index.html)である9月に向けて、リクナビNEXTで実施される「障がい者のための求人情報」特別企画(無料)のことです。

9月?まだまだ先の話じゃないか?と思われた方、スケジュールは下記の通りになっています。
障がい者のための求人情報OPEN 8/30(水)
掲載の申し込みならびに募集原稿の〆切 7/24(月)18:00

上記の通り、実際にリクナビNextに障がい者求人を掲載する場合、かなり余裕をもって準備をする必要があります。
つまり、早く始めないと間に合いません!!

もちろん障がい者求人の掲載に関して興味はあるけどやり方がわからない、どのような掲載をすれば求人につながるかわからない、、、など。様々なお悩みがあるのであれば、そのような方はぜひトーコンへお問い合わせいただければと思います。

さて、今回の記事は上記のお知らせがメインではあるのですが、実はちょうど1年前に障がい者求人に関するオンラインセミナーを実施しました。
私自身、障がい当事者として新卒時の就職活動と、転職活動を経験しています。
また、昨年セミナーを実施するにあたり身近な障がい者の方から現在の就職活動についても現状を教えていただきました。
今回はざっくりではありますが、昨年のセミナーでお話しした情報を掲載させていただきます。実際の私の職歴などについては過去のnoteで掲載していますのでそちらもご覧ください。

障がい者の仕事探しの状況


主には下記のような方法で仕事を探している障がい者が多いと思います。

・Web上に掲載されている障がい者求人の活用(リクナビNext、障がい者専門の求人サイトなど)
・障がい者専門の人材紹介会社の活用
・ハローワークなどが開催する企業説明会の活用

どれか1つだけ、というよりも、様々な方法を組合わせている人が多いように感じます。
また、障がい者同士のコミュニティなどもありますので、その中で情報交換をしていることも多いようです。

ざっくり羅列すると上記の通りですが、人材紹介会社、メディアなどの数は増えており、バリエーションはかなり広がっていると感じます。
そもそも世の中の就職や採用の手法もより複雑多様化しているので、これをやれば障がい者採用が成功するぞ、というホームラン的な方法はない、と思います。

障がい者採用のポイント

 つまり、
『より多く障がい者との接点・入口を作ること』
いわゆるタッチポイントを増やすことで、1つ1つの出会いは少なくとも色々な場にいる障がい者と出会うこと。

そして
『より障がい者が求めるリッチな情報を提供できるか』

こうしたことをきちんとやることが「鍵」になります!
だから、安易に毎年同じような内容を焼き直ししていてはもったいない。
つまり、「コピペ」ばかりではダメですよ、ということになります。

障がい者の求める情報とは

ここでいうリッチな情報というのは
・具体的に募集している職種や詳細な仕事内容
・過去に障がい者採用で入社された方がいる場合は、その方が現在どのような仕事をしているかなどの事例紹介
・具体的に対応可能なサポート内容(エレベーター完備、障がい福祉機器の導入事例、通院休暇の導入など)

・・・等とかいてしまうと障がい者の方の採用のハードルは高いように感じられてしまうかもしれません汗

障がい者の求める支援とは

当然、障がいの種類や状況によっては必須のサポート内容もありますが、実際私が新卒で入社した企業での印象に残るサポート事例を上げてみたいと思います。
 
仕事をし始めて、嬉しかったこと・印象に残ったことを思い出すと、新入社員研修の朝、集合前にマックでコーヒーを飲んでいたのですが、同期の1人から声をかけられて、一緒に会場に向かいました。自分を覚えてもらえていたことや、わざわざ声をかけてくれたことが嬉しかったです。(通勤のサポート)

同様に、隣の部署の後輩が研修の課題を「あれ大丈夫?」と手伝ってくれたことも記憶に残っています。こうしたさりげない気配りが何よりやる気につながりました。(普段の仕事のサポート)

障がい者の就職の「軸」とは

私の新卒時の就職の軸ですが、1つは「大学での専攻が活かせるか」そして「研修・教育体制があるか」、そして「企業規模」。
これらは働いたことのない自分にとって「安心感」を求めるものだったのかなと思います。

では、転職時の就職の軸はと考えると、「自分が生きたい人生を支援してくれるか」。仕事や会社というものを経験し、自分のこれからの人生を考えたうえで、主体的に「自分で自分の環境を選ぶ」という選択だったのだと思います。

障がい者だから特別、というばかりではない

どうしても障がい者求人というと「特別なもの」とか、健常者でいう一般的な「新卒」「中途」という括りとは無縁のもののように感じられる方が多いのかと思いますが、実は、障がい者であっても気にしている点は同じようなものです。
健常者と同じように、社会経験を経て、中途で転職をする。そこはあまり特別視をする必要はないように、私自身は感じています。

この投稿をきっかけに今年は障がい者採用に力を入れよう、なかなかうまくいかないからサポートしてほしいなど、トーコンでは様々なサポートが可能です。
お気軽にお問い合わせいただけたら嬉しいです。
お問い合わせはこちらから。




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