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「感情は娯楽」という考え方 ~感情に振り回されてしまうあなたへ~

現代の私たちとって、感情は実は娯楽なのです。

おはようございます!
とこま(tokoma)です!

今回は
苫米地英人著
『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』(出版社: 開拓社)
から「感情のゴミ」を捨てる方法 について、紹介したいと思います。


「人間は感情の動物である」と聞いたことがありますか?

よほど心の訓練を積んだ人を除いては、人間はいろいろな感情が生じてしまうのが自然です。

そこで「感情に振り回される」というゴミを捨てるコツを紹介します。

それは「すべての感情を娯楽にする」ということです。
現代の日本で暮らす私たちは、原始時代の人類とは違い、巨大な動物に襲われることも、飢餓の不安もありません。生命の危機を感じることはめったにないのです。
生命の危険にさらされている環境なら、「危険だ!」「怖い!」という情動は生命維持のために重要です。「怒り」の感情も、種の保存のために役立ったのかもしれません。しかし現代の私たちの感情の動きは、生命維持とは何の関係もありません。生命維持において、もはや感情は必要ではないのです。
必要ではないが、あってよいものを「娯楽」といいます。

『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』より


現代の私たちにとって、感情は娯楽だったのです。

面白い小説を読んで感じる感情。怖い映画を観て感じる感情。悲しいドラマを観て感じる感情。切ない歌を聞いて感じる感情。
私たちはこのような感情の動きを娯楽として楽しんでいますね。

ところが、実生活ではいかがでしょう。
悲しいドラマのような出来事が現実に起きたとき、どのような反応をしていますか?
マイナスの感情に振り回されたりしていませんか?


『ですが、その感情には、原始時代の「怖い」のような重要性はありません。「怒り」「嫉妬」「後悔」などの感情は、生きる上でマイナスこそなれ、プラスにならないのです。』
と著者は説明しています。

とはいえ
「悲しさや寂しさを知るほど、人間は心が豊かになれるのだ」
「優しさや思いやりなどの感情は大事じゃないのか」
という意見について、著者は同意しています。
ですが、
『それは優れた小説や映画が心を豊かにするといっているのと本質的には代わらない』と述べております。

要は
振り回されても意味のない感情には振り回されるな!
ということを言っているのです。


「悲しさ」や「寂しさ」などの感情が沸くのは人間として自然なことです。
ただし、その感情には振り回されずに、「悲しさも人生味わいのうち」と、娯楽として味わえばよいのです。娯楽として味わっておけば、振り回されることはありません。
感情を娯楽として味わうという時点で、すでに抽象度が上がっているからです。

『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』より

いかがですか?
感情を娯楽として味わうことができそうですか?

個人的な感想としては、
「このような考え方あるんだな」というレベルで知っておけばよいのかなと思います。
いざというときに「あっ、そうだ! これも人生の味わいのひとつなんだ」と思うことで、少し自分を客観視して、少し冷静を取り戻すことに役立つかもしれませんね。


この方法以外にも「感情のゴミ」を捨てるための方法がいくつか紹介されております。気になる方は本を手に取っていただければと思います。
こちらはKindle Unlimitedでも読むことができます。


感情に振り回されそうになったときこそ「エンターテインメント(娯楽)だ!」と、心の中で叫びましょう!


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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