抽象度とは? ~現状の外のゴールを考えるヒント~
視点を上げることで見えるものが増える!
おはようございます。
とこま(tokoma)です。
僕が学んでおります苫米地式コーチングの重要なキーワードのひとつ「抽象度」について、書かせていただきます。
抽象度を上げることが、現状の外のゴールを考えるヒントにもなります。
また、現状の外のゴールって何? と思われている方の助けになればうれしいです。
抽象度とは?
抽象度は「物事を見る視点の高さのこと」です。
高ければ高いほどより多くの情報を見ることができます。
例えば、ビルの1階から見える景色とビルの10階から見える景色が違うように。
上の階の方がより多くの建物や車、多くの人が見えますよね。
さらに上の階に上がれば、となりの県にある高い建物や周りにある海や山も見えるかもしれません。
さらに上へということで飛行機の窓から見える景色は半島が見えたり、さらに上に行けば日本全体が見えたり、さらに上に行けば地球が見えたり・・・という感じです。
上に行けば行くほど全体が見えるようになりますが、細かな情報は見えにくくなります。
ですが、細かな情報も全体の中に含まれてはいますので、潜在的な情報量としては、抽象度が高いほど多くの情報が含まれているわけです。
抽象度の高いところから低いところの情報を見ることはできますが、抽象度の低いところからは高い情報を見ることができません。
ですので、より多くの情報を対象とするには、抽象度を上げる必要があります。
もし抽象度を1つ上げることができれば、対象となる潜在的な情報は多くなるわけです。
ゴール設定についても、いま持っているゴールの抽象度よりも、さらに高い抽象度のゴールを設定してみましょう。
そのことで、より多くの情報が見えるようになるからです。
現状の外側のゴール設定
僕たちがお伝えしているコーチングでは、「ゴールは現状の外側に設定する」ことをおススメしています。
「現状の外と言われてもどうやって考えるの?」と、疑問に思う方も多いと思います。
その考え方のヒントが「抽象度」です。
いままでの自分が持っていたゴールの抽象度のよりも、さらに高い抽象度のゴールを設定すればよいのです。
抽象度の低いゴールとは、自分に関してのことです。
自分の幸せだけを考えたゴールが、最も抽象度の低いゴール。
自分だけが幸せになり家族も幸せになるゴールはさらに抽象度の高いゴール。
自分の家族だけでなく、他の家族も、地域や自分たちが所属している組織の幸せ。
さらに業界や国単位での全員の幸せに関するゴール。
世界中の人が幸せになるようなゴールはどうでしょう?
このように自分も含めた、より大きなゴール設定を考えていくと、現状の外のゴールになりませんか?
「けど、その達成方法が分からないですが・・・」という疑問が出ると思います。
しかし、それでいいのです。
それこそが、現状の外のゴールになります。
現状の外にゴールを設定することで、今まで気づかなかったことを脳が発見してくれます。
それが人間の脳が持っている機能だからです。
じつは上手な脳の使い方とは ゴールが先で認識が後 なんです。
更に上手な脳の使い方を学びたい方には、こちらの本がおすすめです。
僕もこちらの本を参考に書かせていただいております。
また、抽象度の考え方について苫米地英人氏が番組「バラいろダンディ」の中で説明されてます。
こちらをご覧になることでさらに理解が深まるものとを思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。