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「創造的回避」とは?

何かを「したい = want to」という思考ほど重要なものはありません。なぜなら、「したい」という意識は、強烈な創造力を生み出すからです。

いっぽう、「しなければならない = have to」という意識は、人間にそれをするように仕向けるのではなく、逆に逃避や回避の行動をとらせます。

苫米地英人著
『「言葉」があなたの人生を決める』より

おはようございます。
とこま(tokoma)です。

人間は、「しなければならない」と考えると、それをしなくていいい理由を無意識に創造してしまいます。

このことを「創造的回避」といいます。


無意識が行う、このような回避行動は日常茶飯事に起きています。

例えば、
「しなければならない」仕事を何か理由をつけて先延ばしにするという行動もその一例です。


「しなければならない」という考えは、その人がもつ潜在意識の力を使って、現状にとどまらせるように働きます。

現状にとどまらせるように働くことは、人間がもつ恒常性維持機能(=ホメオスタシス)が作用しているからです。


ホメオスタシスとは、生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする機能のことです。

この機能は身体だけでなく、心理面でも機能しています。これが、現状にとどまらせるように潜在意識が働くわけです。


「しなければならない」を基準にすると、質の高い、自信に満ちた人生を歩むことは難しいです。

「したい」にもとづいた選択と行動の結果は、すべてはベストの結果である、ということができます。

「したい」と考え、持てる力を注いだことに対して、たとえどんな結果が出たとしても、その結果に責任を持つことができます。

一方、「しなければならない」として行った選択と行動はどうでしょう? 

その結果が悪かったときには、「本当はやりたくなかった」という言い訳を生みます。

「しなければならない」という考えには、結果を受け入れ、責任を取るという意思が欠けているからです。


ほとんどの人が「しなければならない」という考えを持っているのは、じつは誰かにそう聞かされ、刷り込まれていることが原因なのです。

その刷り込みを行っているのは、親であり、学校の先生であり、職場の上司などであったりするのです。

その結果、ほとんどの人が目の前にある課題を「しなければならない」と捉えてしまっているといえます。


これを「したい」に変えるにはどうしたらよいか?

それは、アティチュード(態度)を変えることです。


ある課題に対してこれまでとってきたアティチュード、何か出来事が起きたときに無意識にとってきたアティチュードを考えてみましょう。

まずは、それらを無意識から意識にあげてみましょう。

次に、とにかくそれを変えてみましょう。


現在のアティチュードのままゴールを目指そうとしても、ネガティブな情動を取り込んでしまうかもしれません。

あなたの無意識には、過去に経験した状況への情動的反応が記録されています。

そのネガティブな情動が新しい取り組みへの反発や回避の方向にあなたを動かしてしまうからです。

そのためにも、アティチュードを変え、今のあなたが持っている「無意識のアティチュード」を見直すことは、将来のビジョンを思い描くためにも非常に大切な方法です。


とにかく、これまで当たり前のようとっていたアティチュードを見直して、がらりと変えてみましょう!



今回はこちらの本を参考にさせていただきました。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



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