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@COSPIFR #125【珈琲】コンセプトは真逆だが、どちらもプロフェッショナル_Ura&REDPOISON@横浜

”とこらぼ”です。記事をご覧いただき、ありがとうございます。

<コンセプト> *リニューアル!→シンプルにしました

”素材、小テーマ(アラカルト)の掛け算🧐”による小さな価値発見😮➡️Weekly単位で更新(Note記事アップ)し、ユニークでサステナブルなライフスタイルを創っていく🧑‍🍳
📚重点テーマは、”@COSPIFR(アットコスピフル)”:COffee☕/SPIce🍛/FRuits🍇&街🌇

やっと、ホツトコーヒーの季節になってきましたね。

そんな中、以前の記事でも紹介したことがある、雑誌BRUTUS(2024/9/15)_GOOD COFFEEのコンテンツで、”Tokyo Specialty Coffee Shop&Roastery Guide” で厳選紹介されていた52店の中で、私の生活拠点の横浜エリアに(未訪問)ロースタリーが2店舗ありまして。。。

この2店舗が、真逆のコンセプトを持つロースタリーで、”とこらぼ”の”らぼ(LABO)にピッタリでしたので、訪問した結果を紹介します。

1.Coffee and baked Ura @東白楽(東急東横線) 

店主の深浦哲也さんは2018ジャパンハンドドリップチャンピオンシップの優勝者、というのが、事前情報。オープンして1年強のこの店名の由来がお名前からなのか、裏通りにあるからなのか定かではないが、近く(六角橋)に車で来る用事があり、初訪問してきました。

店内は綺麗で明るく、誰でも気軽に入りやすい雰囲気
私の好きな中南米、アフリカ系の焙煎豆が並んでいる
コスタリカの中煎りと迷ったが
店主さんのアドバイスもあり、
浅煎りの”ルワンダ・ムササWS・ハニー”をチョイス
おすすめの奥様お手製キャロットケーキ
(オレンジピール入りチョコレートケーキと迷った)
チーズクリームが乗り、ボリューム感たっぷりの
(ドライ)フルーツケーキ風
コーヒ(550円)にケーキ(500円)を付けて千円程度で
ドリップチャンピオンのスペシャルティ珈琲が味わえる

ドリップチャンピオンの淹れたルワンダのスペシャルティ珈琲ですが、他店の浅煎りのイメージよりは、中煎り寄りで、少し青りんごっぽい果実の風味に軽い焙煎によるまろやかな風味がプラスされ、店主さんの優しそうな雰囲気とシンクロするようなまろやかでやわらかい印象の美味しい珈琲でした。

そして、お店として、地元に愛されるロースタリーであることをコンセプトとしていて、お子様を連れた方にも安心して来ていただけるような店の雰囲気でした(詳しくは下記サイトをご覧ください) 


2.REDPOISON Yokohama @横浜(駅から15分程度)

こちらは、すでに相鉄線さがみの駅エリアにある知る人ぞ知る有名店(展示会SCAJでも長蛇の列)で、ジュエリーデザイナーから焙煎士に転身した森藤友道さんが開いた2店舗目のロースタリーとのこと。

あまりにシックな店構えのため、最初は通り過ぎてしまいました(笑)
果実味が好みなので、ケニアにしようかなと
思いましたが、バリスタさんとも相談し、
ラムレーズン&アプリコットの風味で
人気のRUM JUMという銘柄の、よりアプリコット系のApricot RUM.Jをチョイス
静寂という言葉がぴったりのバーのような
シックな雰囲気で、スペシャルティ珈琲をドリップ
するためだけにバリスタが全集中。
提供前のテイスティングまで完璧な所作でした

他のお客さんは、ワイングラスなどで味わっていたのに対し、時間がなかった私は、テイクアウトになってしまい、ペーパーカップでの実飲になりましたが、香りをかいだ時から衝撃が走りました。

これまで、スペシャルティ珈琲で、感じた果実味はそれほど強くなく、時としてアピールされている程特定の果実の風味は感じないなぁ、という印象でした。
しかし、今回のREDPOISONの珈琲は、これまでの印象とは全く違い、はっきりと、「私アプリコットよ」と主張する香りがしたのです。そして、飲んだあとに鼻に抜ける時にも、香りほど強くはないですが、やさしい甘酸っぱさを感じ、それがフィニッシュ(余韻)まで続く。

“美味しい”と言い表すのとは違う、何かのアート作品を鑑賞した時の不思議な感覚。

エチオピアとコロンビアの豆を使用しているようですが、どうやったらこのアプリコットの香り、風味を表現できるのか???🧐
とにかく驚きでした。

さて、正直なところ、このお店を訪問するかどうか迷っていました。なぜなら、先ほどのUraさんの、”地元Love&お子様大歓迎”とコンセプトが真逆で、REDPOISONには、”お子様はご遠慮下さい”の但し書きがあるほど。

そういうのどうなの?と疑念がありました。

でも、実際ロースタリーを訪問してみると納得。

静寂に包まれたバーでバーテンダーさんに一杯のカクテルを振舞っていただく、その空間がストーリーになっているからです。メニューもスペシャルティコーヒーの自信作バラエティーのみ。まさに”大人の”空間でした。

さて、このロースタリーの中心的な価格帯は、一杯1000円前後(ゲイシャなど高価格帯のもあります)。

スペシャルティコーヒーに関するこれだけのクオリティーがサービスとして成立するには、高品質で安定した豆の吟味、仕入れ、保管、焙煎士の高い技術、狙った味を出す為のブレンド技術が必要

さらに仕上げには、ロースタリーでの高い技術かつ全集中のハンドドリップが必要。

すなわち、個々の過程でのプロフェッショナルとグローバルレベルでの長いバリューチェーン全体がマネージメントの両方ができていなければならない。

それらの価値を鑑みると、一杯1000円は、決して高くはない価格だな、と感じました。
(頻繁には飲めませんが。。。)

今度、焙煎豆を買って自身でドリップしてみようかな?
出来上がりのクオリティーにはかなりのギャップがあるはず。そしてそれが、プロフェッショナルの価値なのだと思います。

ほぼすべてが完璧に近いこのロースタリー。1点だけ気になるところとしては、この微妙にアクセスしにくい店舗の場所。
わざわざそのお店のために出かけてきて欲しいというミシュランガイドブックの星のコンセプトのようですね。

どうなるでしようか?
1年後位に、経過をチェックしてみたいと思います。

〈今回のアラカルトの掛け算〉
スペシャルティ珈琲ロースタリー✖︎横浜


今回も、お立ち寄り頂き有難うございました。

”とこらぼ”でした👨‍🍳






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