28歳、ボルトと過ごす日々。4
こんにちは。今日もお疲れ様です。
前回の投稿からだいぶ経ちましたが、涼しさに戸惑っているうちに、風に秋を感じる季節となってしまいました。
さて、コルセットの身にとって涼しいうちはまだいいのです。悩ましいのは夏と、冬の朝。
特に夏。
というのも、コルセットは基本プラスチックで、吸汗速乾性とか通気性とかとは程遠く、
夏はインナー越しとはいえども、肌と触れる部分にはムレや擦れがおこり、汗疹ができてしまう。特にワキ、それも腕側じゃなくて体側。ほんと、厄介だった。
当時の自宅には、いつ買ったのかも分からない缶入りのパフ付きベビーパウダーがあったので、それをワキにポンポンと塗布してからコルセットをカチッと装着してたものだ。
それでも治まらないとなれば、脇汗パッドをコルセットのワキ部分に貼り付けひと安心。
夜にコルセットを装着する時、この子はもっぱら手放せなかった。
ただ、通学途中や授業中、ムレや痒みがひどくなる時はどうしてもある。そんな時はベルトや金具を緩め、着けてる意味ある笑?ってぐらいユルユルでいた。緩んだ隙間に感じるそよ風の清涼感にハァ( ´Д`)と、ひそかに脱力。
(人間、たまにはリラックスも必要なのだよ)と自分に言い聞かせながら、そんなこんなで夏を過ごしてました。
冬はつとめて。
朝イチのコルセットは冷えに冷えきっている。起床後、ストーブやファンヒーターに火を起こしたあとは、人より何よりまずコルセットを火の前にドンと置いて準備完了。火傷しない程度に温まれば冷めないうちに装着。
寒い朝にヒンヤリしたものを身に付けるなど心臓に悪いと、子供心にも分かっていたように思う。一度身に付けてしまえば大丈夫。体温でじんわり温まっていく。
けれど、体育の時間後はふたたび冷たさとの勝負。ヒ〰と思いながら、脇腹に冷たい感触を怖々と慣らしていく。あの瞬間は今でもしっかり思い出される。
今のコルセットの素材が昔と変わっているのかは分からない。少しでも改良されてることを祈っています。また、こんな感じだったのか程度に思ってくださると光栄です。