お花の命は短れど・・・
タヌキさん。
タヌキ・・さん??
どうしたの?
やぁ!とっ子ちゃん。
じつはね、
タヌまるくんねー・・・・・
だいじょうぶ?!!
フクまるくん!
あなたって、何者なの?
鳥綱フクロウ目フクロウ科
フクロウ属に分類される鳥類
じゃないの??
飛べないフクロウは
ただのフクロウよ!
ホーホー。ホーい。
得意の鳴き声でとぼけて
意思の疎通をシャットアウトね(笑)
ところで、
タヌキさんどうしたの?
「ヌキ」になってるじゃないの・・
とおくにいると、わかりずらいね。
そして、
フクロウさんのうしろすがた、
何者なのか、全然わからないね。
じつはね、とっ子ちゃん。
5月10日の母の日に
とっ子ちゃんが娘さんにいただいたお花。
枯れちゃったから、
しょんぼりしてるんだよ。
あら、そうなの。
このお花のことね。
お花の「色あわせ」にまつわるエトセトラ
タヌキさんかわいそう。
タヌキさんはいつも、
お庭のお花をみているので、
お部屋に飾る切り花は
すぐに枯れてしまうこと多いので
ショックなのよ。
プレゼントでいただいたりする
お花は、切り花なので、
長持ちさせたいと思っても、
あっという間にしなしなに
なってしまったり、
つぼみのまま枯れてしまったり
するんですよね。
とりあえず、早く始めるから、
タヌキさんよんできてくれる?
フクまるくん。
タヌまるや~い。
タヌ・・・まる・・・
しょう しょう
しょうじょうじ~♫
しょうじょうじのにわは~♫
つ つきよだみんなでて
こいこいこい
おいらのともだちゃ
ぽんぽこぽんのぽん🧡🧡
You !! よんだ??
いや・・・
とっ子ちゃんがさ、
タヌまるくんなにしてるの~って・・
Oh ! yeah??
・・・・・・・
・・・・・・・
いま、いそがしいって
いっといてくれる~
ぽんぽこぽんの~
ポン!
あなたも、得意の鳴き声でとぼけて
意思の疎通をシャットアウトね(笑)
では、そろったところで、
はじめましょう!!
さて、
切り花を少しでも長持ちさせるには
どうすればいいのでしょうか?
ガーベラを最後まで楽しむ方法・すぐ枯れそうになったことない?
せっかくきれいなお花を
玄関やお部屋に飾ろうと思っても、
お花のことを詳しくない方にとって、
すぐに枯れてしまうことに
ショックを受けてしまうでしょう。
え?なんで枯れてるの??!
って。
切り花の命は儚いかな
あっという間です。
切り花の日持ちは時期や置き場所、
また花の種類によって変わってきますが、
条件のいい場所で、
ちゃんと毎日水を変えた場合、
涼しい春秋の季節で約10日前後、
冬場ならよく持って15日くらい、
夏場になると、5日前後で
枯れてしまうこともあります。
切り花をそんな長い間
楽しんだことがない!
という人はきっと少なくはず。
少しでも長くシャキッとキレイな状態で
長持ちさせたいですよね。
色とりどりの元気に咲いたお花を
あっという間に
しおれさせるわけにはいきません!
まず、初めに知っておくべきことを
いいましょう。
お花は生き物です。
知ってる?
でしょうね(笑)
ですが、
「飾り物」だと思っていませんか?
おもってないよっ!!
「飾り物」や「置物」では
ありません。💦💦
お花は、生きた植物です。
当たり前のことを
いっているようですが、
プレゼントでいただいたお花や、
自分で買ってきたお花を、
花瓶に水をいれて、
とりあえず、毎日お水も変えて、
・・・それだけ。
ではないでしょうか?
するとどうでしょう。
あっという間に、ヘナヘナに
なってしまってるのでは。
残念ですが、切り花は、
お水につけて飾るだけでは、
それは「置物」や「飾り物」として
扱っているようなものなのです。
お花の種や苗から育てるわけでなく、
すでに咲いている切り花なので、
あとは、花瓶に水を入れて
お部屋に飾っておけば大丈夫だと
思ってしまうのかもしれません。
だけど、すぐにグッタリ
してしまったり、
枯れてしまうことほど、
悲しいことはありませんよね。💦
でも、
あなたのせいじゃありません。
学校で教えてくれないから、
知らないだけなんです。
生き物である植物のお世話の仕方を
ちゃんと知らないだけなの。
あなたはお花が大好き💗
なので、
お花がどういう場所が好きなのか、
何を欲しがっているのか、
とかがわかれば、
たとえ花の命は短く儚くとも、
キレイに少しでも長く持たせることが
できます。
お花は、生物です。
(しつこい💦💦)
ちゃんと生命を維持させるための条件を
整えてあげなくてはいけません。
ペットを飼うのと同じこと。
まさか、
ペットは飾り物ではないですよね。
ちゃんと世話をしますよね。
お花はペットと違って、
「ワンワン」も「ニャー」も
鳴いてくれないし
動いてもくれないから
気づきにくいのです。
・・・・
ね。わかりやすいでしょ(笑)
たとえ飾ることを目的としていても、
生き物であるお花は、
きちんと「世話」をしてあげなくては
いけません。
ペットに「キモチ」があるように、
お花にも「キモチ」があります。
少しでもキレイな状態で
長持ち、いえ、
「永持ち」させるためには、
じつは、
「あの手この手」が必要なのです。
だからといって、
すごく手間のかかることでもありません。
ちょっとした「ひと手間」を
かけてあげるだけ。
ちょっとした切り花のお世話の
仕方を知っているだけで、大丈夫!
植物は生物なので、
生命を維持するために
必要なものがあります。それは、
水・空気・光・ミネラル
です。
すべての条件を満たそうとしても
それは無理かもしれませんが、
特に、切り花の場合は、
「水」を良い状態に
してあげなくてはなりません。
切り花が、すぐにしおれてしまう
ほとんどの原因は、
「水不足」です。
切り花を長持ちさせるには、
「水分」を植物から
失わせないことが基本です。
水不足は、
葉や花から(そのほとんどは葉から)
水分が蒸発し、水分の供給が
追いついていないことから
生じています。
植物は90%が水から成り立っています。
なので、脱水状態にならないように
「保水」の処理をしてあげることが、
切り花の寿命を伸ばす一番の
ポイントになります。
と、ここまでは
誰もが分かっていらっしゃるかと
存じます。
ですが、ただ、
水につけておけばOK!
というわけではないのです。
水を与えても、
お花が水をちゃんと
補給してくれなければ
意味がないのです。
ペットに餌を与えても、
食べてくれなければ
意味がないですよね。
お花もそれと同じで、
与えた水をお花がちゃんと
吸い上げてくれるように
しなくちゃダメなの。
切り花がきちんと
水分を吸い上げることが出来ず、
花首が下を向いたり、
グッタリしてしまった状態のことを、
「水が下がった」といいます。
なので、
再び水を吸わせてあげなくては
いけないのですが、
先ほども言ったとおり、
お花が水を吸い上げやすく
してあげなくてはいけません。
この、
水を吸い上げやすい状態にすることを
「水揚げ(みずあげ)」
といいます。
なぜ、切り花は、
「水揚げ」が必要なのかと言いますと、
植物は本来、
「根の力」を借りて水を吸い上げる力と、
葉っぱの蒸散作用の力によって
水を取り込んでいます。
植物の「根っこ」は、
栄養・水分を吸収して
葉や花に送り込む役目を
果たしています。
つまり、
根は食べ物を取り入れる口であり、
消化する胃腸でもあるのです。
ですが、
切り花は「根っこ」が
ありませんよね。
ここが、
切り花が短命である理由
でもあるのです。
切花は、根っこがないので、
水を吸い上げることができないため、
植物が本来持つ水を吸い上げる力よりも
はるかに弱くなっているのです。
とはいえ、
根っこを失った切り花は
生命を失ったわけではありません。
人間が「水」だけで
約2か月生き続けることができるように、
お花も生物がゆえ、
しばらくは咲いてくれます。
その、生命を輝かせるように咲く花、
その強さが、美しさとして
表れているのだと思います。
あなたも、
花の生命力の強さに
元気をもらってみませんか。
次回は、切り花のお世話の基本。
「水揚げ」について、
お送りいたします。
今回は、申し訳ありませんが、
ここまでとさせていただきます。
今回も、最後までお付き合いいただき
本当に、ありがとうございました。
では、次回また、お会いできることを
心よりお待ちしております。
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