短歌の感想を伝える かきもちりさん
かきもちりさん
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自身の感情を見て見ぬふりをする
忘れようとする、消去する。
色々な思いを葬る人は沢山います。
しかし何かを葬った後は
「始末」を付けねばなりません。
それが出来ないまま
大切なものであるかのように
忘れず抱えている。
抱える事に耐えられなくなった
自分で葬ったはずのものを。
そんな多くの人達の悲哀と
それを少し離れたところで観察しながらも
内省している主体を感じます。
かきもちりさんの短歌は
上手に表現ができず申し訳ないのですが
・拝読した時に思い出す記憶の懐かしさ
・作中の主体が人間を観察した時の感覚に
強い共感を覚えます。
とても個人的な感想になるのですが例えば
これはもう、大丈夫じゃないんですよね。
言い切るなよと。
デバッグデータで遊んだ内容なのかと
思うくらいに大丈夫じゃないんです。
あと完全攻略本なのに完全攻略していないとか。
けれどとても懐かしくなります。
*個人の感想です。
各出版物の現状を存じ上げません
あしからず。
初期の連作と仰っている「同居檸檬」は
檸檬をパートナーと考えると切なくなります。
はっきりと場所が断定できる
「市役所」には何か強い思い入れを感じます。
丸善の檸檬カバーは他の男性
または女性に関連した本を目の前で読むのは憚る
と考えているのであろうかと考えられる一首は
何かこう、甘酸っぱさを感じます。
連作『同居檸檬』引用元はこちら
版権事情がわからないため
短歌も感想も具体的に出せず
申し訳がないのですが
筋肉短歌会さんに提出をされていた
「鬼からの具体的な被害状況を報告できない村人」
の一首が私は一番好きです。
あと、短歌の感想と離れてしまいますが
ヘッダーの絵がとても可愛いです。
*Twitter掲載時の文言から一部変更いたしました。
「短歌の感想を伝える」掲載の経緯は
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