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2023年11月の短歌
Twitterに投稿した短歌の記録
※特定のどなたかに差し上げた一首
いちごつみ等の共作は記載しません
太陽を迎える使徒のごと園を踏み鳴らしゆけセネクスたちよ
戦争も発展もないこの国のプエルお前はアリスを探せ
コンビニで渾名をもらう生き物が吸い込まれてく地下鉄の駅(RIUMさん「コンビニで」)
肉餡に白布まとって着飾った美丽的谎言が人类みたい
ちゃんとしてなくっていいよみなだってちゃんとをちゃんとチャントできない
あたたかいひかりがとてもおだやかにやさしくつくる ひからないほう
ウォルニッケ通りの後の窓のさぎ道路にはただ人間がいる
街角のLife can be wonderful ホントのことが何一つない
首に布巻くまでの間に湧く本の数でその日の運を占う
よく見ててサンドグラスに二度とない一番綺麗なひびを入れます(「あいまのはなし#2」希望とは)
遺失物つまらない意味見ないふり理由埋まらずズレるルフラン
誰からも忘れられたる幸せの真の意味は 然らずば死を
ぎこちなく繋いだ冬の手には洞(うろ) 春の日を待つ熱が微睡む(ツマモヨコさん『ツマモヨコの短歌百葉箱』の題詠「熱」より)
かろやかに生きて逝きたいお守りの行けたら行くを温めながら
正解が正解を退け正解を殺してしまう正解のため
三文字の柔に曲がる優しさに絞殺されてながめる ふつう
今どこで何に触れたか夜の黒月は他人の光を盗む
帰りたい場所も分からず泣き喚く赤子のように僕を探した
神様はホントに居るよ人間を救うだなんて言ってないだけ
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観られているのはどちらなのでしょうか。
月末に思うこと
いちごつみや未公開共作に今月も注力しました。
日々に忙殺されながらも蝦名泰洋さんの
『ニューヨークの唇』だけは毎日読んでいます。
あとは蝦名さん・野樹かずみさんの歌集に
記載されている詩集を読んでいます。
もっとたくさん作歌をして
誰かに認められたい、読んでもらいたい
批評されたい気持ちはあるのですが
そうして欲しいと願う人はもう
この世には居ません。
もうしばらくは自由に
心から思うことを詠もうと思います。
短歌界隈の様々な企画に参加をして
皆さんとお話し・作歌もしたいのですが
長年の習慣はなかなか変わらず
人との関わり方を忘れてしまった気がします。
SNSの過去ポストにリアクションをする
「何処の誰だかよく分からない怪しい人」
になっている気がします。
「怪しい」は否定できない、どうも怪しい人です。
今後ともどうかよろしくお願いします。