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短歌の感想を伝える 虫追篤a.k.a.アステリズムさん

虫追篤a.k.a.アステリズムさん 
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まずはゴマ油でショウガ・ニンニクを炒め、ナミダをぬぐいさります

(2021年6月29日うたの日さん「ニンニク」虫追篤さん名義 引用元はこちら

失恋の一首だと感じています。
強烈な香りがする料理を食べることで
面会を気しなければならない
相手はもう居ないんだなと。
生姜・にんにくと涙を
揃えて片仮名表記にされているので
コミカルに読めるのですが
声に出しても黙読をしても
後半の「ナミダをぬぐいさります」で
切なさを感じます。

難しい料理と比べ炒め物は
誰にでもできると思われがちです。
ですが、色々な物が混じるので
加減を間違えやすく
目を離すと簡単に失敗します。
そして一度作ってしまうと
慣れやすくこういった結果に陥りやすい。
そう考えるとなんだか
恋愛と似ている点があって
さらに面白い一首だと感じました。

私もそうなのですが虫追篤さんは
木下達也さんを範としていらっしゃるそうで
兄弟子の日記と言えば良いのでしょうか
創作ノートをこっそり拝読するような気持ちで
noteをこの数日拝読していました。
数年分の謙虚さ、ストイックさを直視すると
私はちょっと心が折れそうです。
「同じ本を読んで短歌作っているのに
 こうも違うのか」と力の差に驚嘆します。

いくつか紹介しますと

『新聞歌壇の投稿から採用までのスパンってどれぐらい?』

2021年4月27日掲載の虫追篤さんnoteより 引用元はこちら

『「50分の1」の短歌を目指す』

2021年7月7日掲載の虫追篤さんnoteより 引用元はこちら

『「600首」「歌集全部読む」』

2021年7月24日掲載の虫追篤さんnoteより 引用元はこちら

一首評集

虫追篤さんのnoteカテゴリより。 引用元はこちら

私だけでなく最近短歌を始めた方にも
読んで欲しいと強く感じます。

私のこの感想も
虫追さんがnoteに掲載されていた

『書評:ここから始まったもの、おそらく多数|俵万智『サラダ記念日』河出文庫/1989.』

2021年9月10日掲載の虫追篤さんnoteより 引用元はこちら

のようにまとまりのある綺麗な文章で
感想をお伝えしたかったのですが
申し訳ありません、不可能でした。

これほど「言葉」に対し
真摯に向き合っている方に向け
私が何か言及するのは烏滸がましい
と思うのですがとても勉強になりました。

デザインをされている方
モデルの方がいらっしゃるため
どこまで紹介をして良いのかわからず
当時リツイートに留めたのですが
文フリで販売をされていた
ポストカードの一首が本当に好きです。

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