短歌の感想を伝える 小松 百合華/短歌さん
小松 百合華/短歌さん
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震えこそしなかったのですが
「これを書くことは2度と無いだろうし
あってはならない」
と思いながらいつもより強い筆圧で
婚姻届を書いた日のことを思い出しました。
紙切れ一枚の証明
されどその証明がどれだけの意味を持ち
どれほどに大切であるかを
この一首を拝読し思い出しています。
小松 百合華さんの短歌の中で私は特に
お子様のことを想って作歌されたと
拝察できる短歌が好きです。
私は自身を善くも悪くも
「厳しい親」だと思っているのですが
小松さんの短歌を拝読した日や
その翌朝は娘に対して普段より優しい自分がいて
それに気付いた時
気恥ずかしさを一人で感じています。
おそらく、小松さんの短歌を拝読して
自身の過去を思い出しているからだと思います。
使っていたプリ○ュアよりも好きだった
レンジャーのお椀は私も捨ててしまったなとか
もう流石に一緒に風呂に入ることはないなとか
育児書何の役にも立たないじゃん!と思ったこと
普段は頓着がないのに
「参観日はスーツの方がいいですかね」
と妻に尋ね呆れられたこと
他者が自分の子供に対して
安易に個性という名札を
つけようとして激昂しこと。
本当に色々なことを思い出しました。
ローでもハイでもなくドロップキックなんですよね
オムツ替えの時にもらうキックって。
威力や勢いがローとかハイではおさまらない
ロー・ハイでは言い表せられない。
機嫌が悪いとなおさらで
乾かそうとした時に顎を蹴られればば痛いですし。
どうして怒られながら
オムツを変えているんだろうと思ったり
いろいろ引っかけられたり。
また色々思い出してきました。
憂鬱な月曜日の朝も娘に優しくなれそうです。
今後もぜひお子様を想った
短歌を拝読させていただければ幸いです。
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