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短歌の感想を伝える 野良之コウモリさん

野良之コウモリさん 
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お前のね言う「普通」って、いつもお前の「理想」じゃないか。知らんがな。

(Twitter2022年6月17日掲載 連作「ちぐはぐシグナル」より 引用元はこちら

まさに「ほんとこれ」です。
学校・仕事・アルバイト・親族関係etc.
社会に出た瞬間に数多の
「理想」が「常識」が
「普通」の皮をかぶって襲ってきます。
面と向かってこの一首を
台詞のように言えたらと何度思ったことか。

句読点を付け後半の「知らんがな。」に
言い切る・吐いて捨てるどちらで
考えたとしても勢いを感じられ
さらに共感を覚えます。
言葉選びは違えど同じような
気持ちを抱いた経験のある方は
多いのでは無いでしょうか。

先にコウモリさんに直接言及されているので
感想としては卑怯かもしれませんが
考え方がとても似ていると頻繁に感じます。
版権の兼ね合いでぼかした紹介になり
申し訳ないのですが「似ている」で申し上げると
昨夏に季刊誌「エール」の短歌欄に
最優秀作として掲載をされていた一首が好きです。
言い過ぎかもしれませんが
喫煙者は必ず経験があると考えます。

その一首を紹介しないと他の方には
伝わらないかもしれませんが気にしません。
本企画はそういう企画ではありません。
私がどうして好きなのかを
許可を得た歌人さんに直接伝える企画なのです。

コウモリさんは言葉に対して
正直な方だと感じています。
そして、表現が正しいか分かりませんが
不器用に優しい方です。

一時(今後も定期的にあるのでしょうが)
短歌界隈がザワザワしていた時に
ご自分の意見では何も解決はしないと
理解をした上で
その件に対し考えを仰っていました。

私が短歌しんどいなーと思っていたころ
「そっと」感想を下さりました。
人それぞれの心情を傷つけず自分の意見を言う
他者の機微を文字だけで
察し行動に移すことが出来る
歌人さんだと感じています。

「そういうのは
 面倒だから短歌の感想だけ書いてくれよw」
と言われそうです。

若干の笑顔でこの文を書いている
自身に気づいてなんだか
恥ずかくなってきました。
今回だけお許し下さい。

「短歌の感想を伝える」掲載の経緯は
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