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短歌の感想を伝える ダブルートさん

ダブルートさん 
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世の中が
間違ってると言ったって
君の歪みも
かなりのもんだ

(Twitter2022年12月4日掲載/ダブルートさんのnote「零歌集~アラタメ 四十」より)
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最初は世間を嘆く人物に対して主体が
「君もなかなか歪んでいるよ」と言い捨てる
ニヒルな一首だと想像しました。

ですが、何度も拝読している
うちにこの一首は
「歪んでいるのは世間と君
 はたしてどちらなんだろうね?」と
問いかけているのではないか
と感じるようになりました。

世の中が歪んでいるのか
自分が歪んでいるのか
はたまた両方なのか。
両方が歪んでいるなら正常とは何か。

「歪み」はその歪曲具合を
認知してくれる他者が居て
初めて成り立つものだと考えます
であれば、この一首は
「あなたの存在を認知していますから
 そこから始めませんか」
と相互理解を提案する一首
と考えても良いのではないかと感じます。

私はダブルートさんの短歌を
読み手に向けた手紙のようだと感じています。
手紙の内容は様々で
この一首のように「問いかけ」や
「バニラのしずく」を詠った
夏の絵葉書のような一首
そして次に紹介する
「鼓舞・激励」と様々です。

夢を追う
忘れるなかれ
誰にでも
遅きにあらず
恐るるに足らず

(Twitter2022年2月22日掲載/note「零歌集~アラタメ~参」より)
『「ファボへのお礼と感謝を込めて」』とおっしゃっている一首です。
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アカデミー賞助演男優賞を受賞した
キー・ホイ・クァンさんの
スピーチを彷彿とさせる一首です。
勇気の湧いてくる一首だと感じます。
「この年齢で短歌を初めてもなぁ」と
悩んでいる方に届けば良いなと思い
紹介いたします。

*Twitter掲載の関係で
一行に変更していた作品を
ダブルートさんが掲載され通りにの形式に
訂正いたしました。

「短歌の感想を伝える」掲載の経緯は
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