神戸製鋼のガバナンス構造の欠陥
神戸製鋼のガバナンス構造は監査等委員会設置会社ですが、監査等委員会には下記の監査委員取締役がいるものの、
藤原 寛明(社内)
山本 敬藏(社内)
沖本 隆史(社外、みずほ)
宮田 賀生(社外、パナソニック)
千森 秀郎(社外、三宅法律事務所)実質的に独立且つ能力があるのは千森氏のみで、また、ここが重要なのですが、実働部隊となる監査部(業務監査及び会計監査)を統括するのが内輪の取締役・副社長執行役員(代表取締役)梅原 尚人氏なので、独立性のある検証の実施はほぼ不可能な体制であります(内部の梅原氏の一存で監査に手心を加えることが可能)。
http://www.kobelco.co.jp/ir/library/vlbl_security/2016/4q/__icsFiles/afieldfile/2017/06/21/04.pdf
能力のある社外取締役が監査委員長かつ内部監査部門(実働部隊)も掌握しなければ適切なコーポレート・ガバナンスとは言えません。まあ多くの日本企業のガバナンス構造は、まだまだやっつけ/株主ではなく雇われ社長を向いた仕様となっていますがw。
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http://www.asahi.com/articles/ASKBH4RNJKBHULFA004.html?ref=newspicks
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