PEKOの減薬物語 Vol.14 2022.4.8

2022年4月8日 10:39

歩くと足が地面の中にズボズボ入っていくような異常感覚

メイラックスを断薬してサイレース半錠だけになっても睡眠時間はしばらく３時間は眠れていた。今考えると半減期がとても長いメイラックスがまだ体内に残っていたからだと思う。

しかし一ヶ月以上経ったときになんか歩きにくい感じがした。もともと浮遊するめまいがあったが足が地面のなかにズボズボ入っていくような今までにない感じだった。

｢これは離脱症状かもしれない…｣と思ったが断薬した薬は絶対に戻したくなかったしU医師の本に｢離脱症状があっても前にすすまなければ薬地獄から抜け出すことはできない｣と書いてあったので耐えなければいけないと勝手に思っていた。

メイラックスについて調べてみると症状がでないからと言ってどんどん減薬していくとあとでドカンと離脱症状がおきる可能性があると言っている人が多い。それでも私は薬を戻そうとは思わなかったし次はサイレースをどうにかして抜かないといけないとそればかり考えていた。

しかし減薬→断薬はそう簡単にはいかない。体調が悪いなか私はサイレースの半錠をまたさらに4等分にしてひとかけらずつ抜いて残りを飲んだり、どうしても耐え難い場合にはもどしたり行ったり来たりでちっともすすまなかった。

ある時そんな私の様子を聞いてM氏から｢サイレースを断薬しやすくなるからSSRIのジェイゾロフトを処方してもらいなさい｣とアドバイスを受けたがベンゾ+坑鬱剤は相互作用によって２倍どころか何十倍にも強力な薬になってしまうとU医師の本で知識を得ていたのでしたがわなかった。

飲んだらSSRIの断薬も絶対苦しむと思っていたから余計なものは手を出すまいと思った。

薬に関する知識が乏しい心療内科医が激昂して発言したこと

心療内科の医師にサイレースの減薬の仕方を相談したところ、今まで割と穏やかだった先生が声をあらげて｢あなたは薬を減らすことばかり考えている！何かほかに楽しいこと考えられないのか…ここには薬を下さい、下さいという患者ばかりなんだ！サイレースなんて仮にあなたがあと５０年飲んだとしてもなんら健康に異常をきたさない。薬なしではもう眠れないんだ。やめたら危険な状態になるからそんなこと考えなくていい！｣とひどく叱られてしまった。

この先生も減薬の指導はできないんだと思いがっかりした。そして私はその「危険なこと」をしてしまうことになってしまった。　続く。

VOL.13

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