【ビジネス書を読む時間がない若手金融会社員・就活生向け!】クリティカルシンキング2
前回から、クリティカルシンキングについて記載しています
本日は、一般的な論理構造について記載したいと思います
論理構造とは
ビジネスにおいて、考えやアウトプット(文章)が「論理的である」と言えるためには、次の3点を満たしている必要があります
日頃から意識することで、日常業務でも活かせると思います
そもそも何を論じるべきか(イシュ―)が明確
イシューに答えるための問うべき論点(枠組み)が漏れなく押さえられている
イシュー・枠組み(問い)に明確に答え、適切な根拠で支えられている
1. そもそも何を論じるべきか(イシュ―)が明確
To be(あるべき姿)とAs is(現実)を整理した上で、「何のために考えるのか」「最終的に判断すべきことは何か」「何を伝えるべきか」など、考える目的を押さえたうえで、自らが考え論じるべきことを明確な「問い」として設定し、それにストレートに答えている
「問い」は、明確に回答可能な形で具体的であることが望ましいです。例えば、「当社はバイオ業界に新規参入すべきか」といった粒度感です
2. イシューに答えるための問うべき論点(枠組み)が漏れなく押さえられている
イシューに答えるために、どのような論点(枠組み)を考慮・判断する必要があるかを考え、漏れなく押さえている
枠組みについては、MECE(漏れなくダブりなく)を適用し、思考の漏れがない
各論点に対してストレートに答えている
3. イシュー・枠組み(問い)に明確に答え、適切な根拠で支えられている
イシュー・枠組みに対して明確なメッセージで答えており、各メッセージが情報の正しい分析・解釈による適切な根拠で支えられている
論理の飛躍が起きないよう、裏付けとなる正しい根拠が整理されている
論理の構造をつくるための「ピラミッド・ストラクチャー」
「イシューを考え」「枠組みを考え」「情報から適切な答えを導く」ことを「ピラミッドストラクチャー」で整理していくことが多いです
物事を論理的に考えるための「道具・ツール」と言えます
ピラミッドストラクチャーとは、結論のメッセージを頂点に置き、そのメッセージをサポートするメッセージを順次下部に配置していく構造です。多くの事実・議論をもとに1つの結論を導く際に有効となります
いかがでしたでしょうか
本日は、一般的な論理構造について記載しました
次回以降もお楽しみに!