【ビジネス書を読む時間がない若手金融会社員・就活生向け!】クリティカルシンキング3
前回に引き続きクリティカルシンキングについて記載していきたいと思います
本日は、「イシューと枠組み」について記載したいと思います
1. イシューの特定
物事を考え始めるにあたって、考え論じる目的を押さえたうえで、何を考え論じるべきなのか、最終的に明らかにすべき「問い」を「イシュー」として設定する必要があります
その際、なるべく具体的にイシューを設定することが望ましいと言えます。なぜなら、具体的に設定すればするほど、実際のビジネス現場でも具体的な答えを出すことができるためです
なぜイシューは重要なのか
ビジネスの現場では、イシューを押さえられていないまま議論が進んでしまうケースは多々あると思います
例えば、聞き手に関心のないテーマで話が脱線してしまう、何かを調査するときに目的とは関係ないものを長々と話してしまう、などです
上記を避けるためにも、「イシュー=何を考え論じるべきか」を明らかにしておくことが重要になると思います
イシューを押さえ続ける
イシューの設定も重要ですが、同じくらいイシューを押さえ続けることも重要です
コツとしては、イシューへの答えを常に頭のなかでイメージしておくことが挙げられます
例えば、「当社はA市場に参入すべきか?」⇒「参入する/しない」といった具合です。答えをイメージしておくことで、話が逸れた場合に気が付きやすくなると思います
2. 枠組みを考える
イシューを特定したら、イシューに答えるための枠組みを考えます
ここでいう枠組みとは、「イシューに答えるための考慮・判断すべきポイントと論点のセット」です
「●●について回答するためには、A,B,Cについて判断すればよい」といった具合です
枠組みを考える理由
一番の理由は、同じ論点のみで議論をすることを避けるためです
例えば、ある会社の優位性を分析する際に、一定の観点だけで見るのではなく、フレームワークを活用して抜け漏れのない確認しましょう「例えば3C:Company, Customer, Competitor」という意です
クライアントとのコミュニケーションという観点では、相手の関心に沿った枠組みとすることが重要です(相手が知りたい関心に答えるためには何が言えれば良いかを考えることが大事であると思われます)
コミュニケーションとは、相手の理解・納得・共感を引き出し、自分が期待している行動を取ってもらうことです。なので、クライアントに最初の段階から疑問や違和感を抱かせないことが大切になってきます
いかがでしたでしょうか
本日は、イシューの特定とイシューに答えるための検討枠組みを記載しました
次回もお楽しみに!