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Oklahoma!

製作国:イギリス
上映時間:180分
制作年:1998年
主演:ヒュージャックマン

視聴するきっかけ

ミュージカルを取り扱う授業の一環で視聴した。学部的にこういった「芸術作品」を学術的に学ぶことはないのでおもしろい。

まずはもし、このnoteを天文学的な確率で私の先生が見ていたとしたら、謝らなくてはなりません。
決して人の感想、考察をパクったわけではなく、私が課題として提出したコメントをそのままこのnoteに載せているのです。

感想・考察

作品の中でまず女性キャラクターの強さが印象に残った。強気だが中々素直になれないローリー、男女関係なくまとめ役のアウントエラー、浮気性のエイドエニーでさえも日本の「奥ゆかしさ」的な女性像とは全く違うと思う。

印象に残ったシーン


一番面白かったのは薬を飲んだ後のローリーの夢の中を表した場面である。他のダンスシーンとは違い、リアリティさからは程遠かったがそれがより夢の中であることを強調させていているように感じた。ローリーの意思が固まった部分でもあるし一幕のトリの部分として重要な表現をしていた。

時代背景と郷土愛


作品の全体的なイメージは恋愛だが、テーマとしてはオクラホマへの郷土愛を感じた。だが、それは第二幕から農場と牧場で働く男同士の対立と和解から感じたことであり第一幕では物語の概要が掴みにくかった。郷土愛的な部分に関連していると思ったのはペルシャ出身の行商人や地元出身ではないジャッドの役回りが良くなかった点である。

時代背景としてはカーリーが自分の持ち物を競りのために売るシーンやエイドエニーの父がウィルに金銭を要求するシーン、度々登場する行商人と登場人物とのやりとりなど物質的な豊かさが重視されているように感じた。戦前の頃の資本主義国家では世界的にその考え方が主流であるが、それでも宗教的な話が一切出てこないのは意外に思った。しかしオクラホマが州として昇格するのに際して新しい建物やエネルギッシュな地元民を表現しており未来への期待を感じさせる前向きな作品であると捉えることができた。

雑念

主演がヒュージャックマンであることに第二幕に入るときに気付いたのだが、レミゼラブルでも歌が上手かったのはミュージカルの経験があったからなのだと納得した。(俳優などへの知識がなく全く恥ずかしい限りである。)

イケメンだった


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