見出し画像

「働かなければならない」ではなく、「働きたい」を叶える職探し

全て自由に決めてよければ、皆さんは、どんな風に働きたいと思いますか?

・朝から晩まで、バリバリ働きたい
・週3働いて、残りは遠方の牧場で働いてみたい
・夕食を家族そろって食べられる時間まで働きたい
・夜型なので、夕方から夜にかけて仕事をしたい

人それぞれの特性と価値観、ライフステージによって、希望する働き方は無限にあるんだと思う。

そして、それを望み、実現することは何も悪いことではないはずだ。

                ***

私は、会社を休職→退職してから2年、専業主婦をしていた。

この2年は一応、心の療養期間なのだが、毎日病院に通うわけでもないので、することがなくて自由。朝、何時に起きても誰にも迷惑にならない。

気楽で自由で、できればずっとこのまま過ごしたいと願うと同時に、早く働かなければ、と焦っていた。


休職前の私は、一般的な、週5・実働8時間の正社員で勤務していた。
さらにその前の会社では、週4・実働8時間の契約社員で働いていた。

週4勤務の話は、以前note で書いた話なのだけど、
仕事で疲労困憊の末に自分から会社に打診し、“正社員の身分“・“管理職のポジション“と引き換えに手に入れた自分なりのバランスだった。

詳しくは  ↓ こちらの記事に。

週四勤務の話

この心地良かった週4勤務をストップし、週5勤務で再び働き始めた理由は、結婚だった。
結婚当初、夫が研究学生の身分で収入がほとんどなかったため、その分稼ぐ必要が生じ、再び週5にしたといういきさつだった。

               
正直、いくら療養しても、
「ああ、、、また会社に就職したら、朝から晩まで働いて、自由の少ない生活に戻るのか・・・」
社会復帰にネガティブな想いしかわいてこない。

そんな私に対して、病院の先生が声をかけた。

働くことを“義務“ではなくて“権利“だと考えたら、捉え方が変わりませんか?

確かに・・・
また、私、お得意の「○○しなくてはならない」でいっぱいになっていた。働くことが権利なのだとしたら、「○○したい」に変換すればいいんだな。
私は、先生の言葉をヒントに、
どうなれば「働きたい」となるのかを、自分にひたすら問いかけていった。

                ***

私は、会社に属することは嫌ではない。
フリーランスは、私が稼げるイメージが今はないので希望していない。また、働くのは嫌ではない。仕事を通じて成長するのは楽しいとも思う。

どうやら、私は、
週5・実働8時間という労働時間を、長いと感じ、苦痛に思う人なのだった。

ふと思い出したことがあった。
2年半前、参加したセミナーに登壇した企業が語ったこと。

性別や国籍などとは関係なく、そもそも人は多様であり誰一人として全く同じ価値観を持っている人はいません。「100人いたら100通りの働き方」があってよいと考え、メンバーそれぞれが望む働き方を実現できるようにしています。

この企業は、サイボウズ株式会社です。

私は、妄想した。

もし、働くすべての人が、サイボウズのように、“自分の好きなように働き方を設計し”、その範囲で自分の才能や力を活かせる“好きな仕事をして”“報酬”を得て、“会社や社会に貢献“出来るなら、どんなに明るい社会になるだろう?と。

               ***

自分が“働きたい“と思える“働き方“をとことん追求しよう。
そこを妥協するのは絶対にやめよう。

サイボウズの考え方を、自分なりに職探しの物差しに設定し、
「働きたい」を叶える職探しをスタートさせたところ、
派遣で週3・実働6時間の仕事にご縁ができた。

まだ3日間しか就業していないけれど、とても良いバランスだと感じている。することがなくて自由な生活もよかったけど、仕事を通じて受ける刺激や緩急は、暮らしに“活気”と“充実感”を与えた。

落ち着いてきたら、残りの平日で、動物や自然に関わる仕事をしたいと思案中。

そして、今後も、体調や状態に応じて、週4に変えたり、逆に時間を減らしたり、また何度でも転職を繰り返すことだって許す自由を、自分で自分に与えるつもりです。


一番大切にする物差しは、
「働かなければならない」
ではなく、「働きたい」かどうか


日本社会の働き方が、もっともっと柔軟に、多様に、豊かに広がって、
ウキウキしながら「働きたい」と思って仕事する人だらけになることをずっとずっと、心から願う。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。







いいなと思ったら応援しよう!