クラシッククローム
f2.2 s1/500 iso400 classic chrome
クラシッククロームというフィルムシュミレーションの調子がいい。
x100f 富士フィルムの開発者の話によると、”ドキュメンタリー写真のトーンを意識した”絵作りというのが根底にあるようだ。
x100系のユーザーからもよく話を聞くから、人気のフィルムシュミレーションなのだろう。
「どのカラーモードよりも、ナチュラルに出る」というのが実際に使った私感だ。
彩度は低め、程よいコントラスト、ファイダーを覗いた絵と、ほぼ同じような色味、質感で出てくる。これだけで感動してしまう。
スタンダードであるプロヴィアとの比較を掲載しておく。
たかがパンであるが、室内の自然光という状況は、物の描写がわかりやすい。
上のプロビアは少し赤みがあり、鮮やかな印象だ。実物に近い方は確実に下のクラシッククロームの写りである。いつものごとくノーレタッチ、jpegLのとって出し、ホワイトバランスはオート。
上田義彦さんが、タイの寺院の薄暗い光の中で、僧侶達をドキュメンタリーの手法で撮影した作品がある。それを思い出した。彼はライカを使っている。そのような場所に、このx100fをclassic chromeで持ち出してみたいという気持ちにさせられる。
人物や風景での調子はどう出るのだろう。
様々な被写体を試したくなった。
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