マガジンのカバー画像

Leica SL2-S

26
Leica SL2-Sの使い方や癖を綴るエッセイのような解説書。作例写真と共に紹介します。プロのフォトグラファーの視点から、撮影や設定のちょっとした小技も解説しています。Leic…
Leica SL2-Sに関するムックマガジンです。使い方や設定だけでなく、撮影された写真やライカに…
¥1,500
運営しているクリエイター

#映像制作

SL2-SでMレンズを使って動画撮影する時に起こる問題

LeicaSL2-SでMレンズで動画撮影を行う際の大きな問題に気づいてしまった。 レンズプロファイルを当てると、レンズ補正パラメータの作動によって、周辺にムラが起こる。これはプロファイルを切ると解消できる。指摘している人が見当たらないのはなぜだろう。ライカ側も気づいていないのか。 「周辺光量落ち」はレンズの味を活かす意味では、撮影内容によっては許容できる。しかし映像撮影時のあのムラはあってはいけない。かと言ってOFFにしてEXIFにレンズ情報を残せないのも嫌だし。困った。

¥300

SL2-SでLOG撮影しないことで得られるメリット

こんにちは。春が終わり新緑が芽生えだして、すっかり写真の季節となってきましたね。 今回の結論から SLでなくても、シネマカメラではないマルチロールカメラで動画の撮影を行う時は、その設定に迷うと思います。最近はミラーレスでも10bitで撮れたり、RAW収録が出来たりと、シネマカメラ意識の機種が増えてきました。なので設定の幅も広がり、余計に迷う原因となっています。 少し前までは、動画モードにしたら、形式はMP4、あとは解像度を選べるくらいだったと思うのですが。嬉しい反面、ど

¥300

SL2-Sの動画用セットアップ再考

昨日は動画撮影機材の見直しをしていました。というのも、先日iPhoneで撮影した動画が思ったよりも良く撮れたからです。 これまでもiPhoneで撮影することはありましたが、フィックスでの撮影はそういえばあまりしていなかったなと思いました。きちんと三脚に固定して、ムーブを最小限に行うと4Kでミラーレスライクの絵が撮れます。13proを使用しているので最新の14だともっと進化していることでしょう。 こうなると、SLの動画使用の存在意義を再考する必要があります。 もちろん、シネ

¥300

SL2Sで動画と写真をうまく行き来するには

この日記ではほぼLeicaSL2-Sというカメラを使用して写真を撮っている。 SLはボタンひとつで写真と動画モードの切り替えができて、かつ別々の設定が出来るため、写真を撮っていて動画も撮るということがシームレスに行えるハイブリッド機だ。 だがなかなかハイブリッドに扱えず片方に集中してしまう。おそらく脳のせい。写真と映像を撮る時の脳内モードが異なるのだ。その両者をいかにマージしていくかを考えていて、トレーニングというか新たな実験を始めている。 ところでSL2SでLOG撮影