いつものバスの車窓から
by 福島 千里
今年のニューヨークの夏はやたらと暑かった(と、思う)。
湿度も例年より高く、空気もなんだか重苦しい。
(「東京の夏に比べたらはるかにマシですよ」
日本からいらした方々はそうおっしゃるのですが、
元来暑さに弱い私的には、不快度数は日々MAX)
夏季は仕事が忙しくなるので、
休みらしい休みはほぼとらない。
今年の夏も、例年どおり仕事の日々。
朝起きて、仕事現場があるマンハッタン行きのバスに乗る。
私が座るのは、決まって進行方向左側、窓側の席。
連日の湿度のせいか、眠気がとれない頭のまま、
窓越しに移り変わる街の景色をぼーっと眺める。
しばらくすると、マンハッタンの摩天楼が飛び込んでくる。
おもむろにポケットからスマホを取り出して、パチリ。
車窓から眺めるその日の景色を納めるのが、私の小さな楽しみ。
気がついたらもう9月か。
今年も暑くて慌ただしい夏だったなあ。
++++2024年夏、車窓からの記録++++