見出し画像

【とうとうあの薬に手を出す!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の18日目

私はとうとう、あの薬に手を出してしまった。ずっと心の中で「これだけは飲むまい」と思っていた薬だ。どこかで、「これを飲む時は、もう本当に最後の手段だ」と決めていた。それを今、私は手にしている。

薬の名前を聞けば「え、そんな大げさなこと?」と笑う人もいるかもしれない。別にやばい薬ではないし、処方薬でもない。誰でもドラッグストアに行けば手に入れられるものだ。私が手を出したのは…

アリナミンだ。

そう、あの栄養ドリンクだ。別に特別なものでもないが、私にとっては少しハードルが高かったのだ。なぜなら、私はカフェインが体に合わないので、カフェイン入りのものは避けてきた。けれど、このアリナミンはノンカフェインタイプ。だから、私にとって「最後の手段」として選ばれたのだ。

ずっと栄養ドリンクに頼らないようにしていたのは、「これに頼ったら負け」という、ちょっとしたプライドがあったのかもしれない。体がだるくても、「栄養ドリンクに手を出すのはどうなんだろう?」と思っていた部分もあった。でも、今の私はそのプライドを横に置いて、少しでも元気になれるのなら何でも試してみようという気持ちになった。

私はこのアリナミンを寝る前に飲むことにした。回復に、そして睡眠にエネルギーを使うためにだ。寝る前に栄養を摂るというのは、何だか不思議な感じがするけれど、これが私のエンプティな体に少しでも力を取り戻すきっかけになるなら、それでいいと思った。

「これで体力が戻るかもしれない」。そんな淡い期待を抱いているが、同時に不安もある。もし効かなかった時、私はどれだけ落胆するのだろうか?体力が戻らなかったらどうしよう…。その不安が頭をよぎる。

今までの経験からして、効かなかった時のショックは大きい。何かを試して、期待して、それでも結果が出ない時の絶望感は言葉にできないほどだ。だからこそ、アリナミンを飲むのは、私にとって一種の賭けでもある。

それでも、今の私にとって、選択肢は限られている。ラジオ体操や呼吸トレーニングを続けながら、少しずつ元気を取り戻そうとしているが、正直言って、まだ体は思うようには回復していない。だからこそ、何か新しい手段を試してみたい気持ちが湧いてきたのだ。

「これで少しは良くなるかもしれない」。そんな希望を抱きながら、私はアリナミンを手に取った。これで私の体が少しでも元気を取り戻すことを願って、今日もまた眠りにつこうと思う。

本当に回復するかどうかは分からないけれど、今は少しでも前向きに考えたい。どんな小さなことでも、やれることを試していくしかないのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?