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【ノーマルは早い…🤸】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の46日目
ノーマルバージョンのラジオ体操は、想像以上にリズムが早い。悪く言えば、今までのリラックスバージョンがいかにのびやかだったかを思い知らされる。もちろん、そのゆったりとしたペースには安心感があったし、体を無理せず動かせるのも嬉しかった。しかし、ノーマルバージョンに切り替えた途端、同じ動作をしているはずなのに、まるで違う運動に感じてしまうのだ。
「たかがテンポが早くなったくらいで、どうしてこんなにしんどいのか?」
動き出してすぐにその差を感じた。今までのリラックスバージョンは、体が自然に追いつける余裕があり、動きのひとつひとつを味わいながらできたのだ。それがノーマルバージョンになると、すべてが駆け足だ。自分が動作を意識する間もなく、次のポーズへと誘導される。「この早いテンポで私の体力が続くのだろうか?」という不安が頭をよぎる。
46日目にもなる今、これを乗り越えられるだろうか。振り返ってみれば、ここまでやってきた自分に少しだけ自信が持てるようになったが、このスピード感には、まるで試されているかのようだ。気持ちは前向きでも、体が追いつかない瞬間があると、自分への疑問が湧いてくる。「このリズムに、慣れることはできるのか?続けられるのか?」と。
ただ、この体操が続いてきたのは、毎日の積み重ねがあってこそだ。始めた当初、「こんなもの続かない」と思った自分がいたことを思い出す。あの時も不安でいっぱいだったが、書き続け、やり続けるうちに、少しずつ変化が現れ、今こうして46日も経っているのだから、少なくとも自分にとっての大きな成長だ。
ここまで続けてきたのは自分の意思だし、何より、自分を信じることの大切さを知った。そして、今日もまたノーマルバージョンのリズムに合わせ、体を動かす自分がいる。「負荷がかかるのは、その分効果があるということだ」なんて言い聞かせながら、今日もまた新しいリズムに合わせて、一歩ずつ進んでいこうと思う。
今はただ、自分を信じるしかない。