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【地獄のような気分…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の23日目

今日は、一転して地獄のような一日だった。朝から体がだるくて、何もしたくない気分に襲われた。起き上がるのも億劫で、動きたくない。すべてが嫌になってしまった。


「もう私は元気になることができないのではないか?」


そんな不安が頭をよぎる。どれだけ頑張っても、体は思うように動かないし、気持ちも晴れない。体が重く、頭もぼんやりとして、日常のすべてが私にとっては重荷になっているように感じる。


「辛い」。その言葉しか出てこない。そんな状態のまま、私は仕事に向かった。仕事を休む選択肢は頭の片隅にあったが、結局私は出勤した。休むことが許されない状況でもないが、何かに縛られるように、仕事に向かってしまう自分がいる。


休み時間になっても体は回復しない。体調を整えるために吸入をしながら、なんとか一息つく。それでも、次の仕事が待っている。吸入をして体を少しでも整えて、再び業務に戻る。こんな日が何度も続いている。


「慢性疲労って、こんなにも辛いものなんだな…」


私は毎日、22時には寝るようにしている。それでも、疲れが取れない。休みの日もゆったり過ごし、体を休めるように心がけている。見たいテレビだって我慢して、体力を温存している。だけど、それでも元気にはなれない。どれだけ頑張っても、回復しないこの体が、心の奥深くに響いてきて、どうしようもなく涙が溢れてきた。


「もう嫌だ。辛い。」


本当は、仕事だって辞めたくて仕方ない。毎日、体を引きずるようにして働くのは、本当に辛い。心の中では「辞めてしまいたい」という声が何度もこだましている。それでも、辞めることはできない。それが現実だ。


だから、明日も仕事に行く。体がだるくても、心が重くても、私は明日も朝起きて、仕事に行く。そう決めている。嫌だと思っても、今夜も22時には布団に入る。そして、ラジオ体操もするだろう。体がどれだけ重くても、私はそれでもラジオ体操をする。


「一縷の望みにすがって」


そう、私はまだ少しだけ希望を持っている。ほんの少しの望みだが、ラジオ体操や日々の習慣が、いつか私を元気にしてくれるのではないかという淡い期待がある。その期待だけが、私を前に進ませている。だから、今日もなんとかやり過ごした。明日もまた、その望みにすがって生きていくのだろう。


「楽になりたい。」


ただ、それだけを願っている。今は辛いけれど、いつかきっと楽になれる日が来ると信じて、私は今日もまた眠りにつく。それしか、今の私にはできることがない。



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