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【スパイスカレーとクラフトビール!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の22日目

今日は近所で夕方からのイベントがあった。普段の生活にはなかなかない、ちょっとした非日常の空間だ。ムーディで優しい雰囲気の広場に、タコスやクラフトビール、スパイスカレーなどの屋台が並び、訪れる人々を楽しませていた。パフォーマーたちが歌ったり踊ったりしていて、穏やかでありながらも賑やかな雰囲気が漂っていた。


そんな中、私は姉と一緒にそのイベントに足を運んだ。夕方の少し涼しくなった空気の中、心地よい音楽と活気ある人々に囲まれていると、なんだか気持ちも軽くなる。私たちは、まずクラフトビールを手に取ることにした。実は、私はクラフトビールを飲んだことがなく、今回が初めてだったのだ。姉に勧められて、少し躊躇しながらも初挑戦してみた。


正直、最初はその違いがよくわからなかった。「普通のビールとどう違うのかな?」と首をかしげながら飲んでみたものの、味の違いに敏感な方ではない私は、特別な感動を感じたわけではなかった。ただ、それでもキンキンに冷えたクラフトビールが、イベントのこの空間にぴったり合っていたことは間違いない。何となく、普段とは違う「特別なビール」を味わっている気がして、嫌いではなかった。


それから、夕食にはスパイスカレーを選んだ。私は辛いものがそこそこ好きなので、期待して一口食べてみると…これが想像以上に辛い!口の中に広がるスパイスの刺激が、じんわりと汗を引き出してくる。食べながら「辛い、辛い!」と言いつつも、ついもう一口、また一口と進んでしまう。辛さの中にある深い風味が、なんとも言えず美味しかった。


通常のカレーとは違う、このスパイスカレーならではの辛さがたまらなかった。そして、食べ終わった後にふと思った。「あのスパイスカレー、ゆで卵と一緒に食べたらもっと美味しかっただろうな」と。ちょっとしたひらめきだが、次に同じようなカレーを食べる時には、ぜひゆで卵を添えてみようと思った。


こうして、夕方からのイベントを楽しみながら、私はふと「豊かないい日だな」と思った。特別なことがあったわけではないけれど、何気なく過ごしていた一日が少しずつ形を変えて、こんな素敵な夜になったことに感謝したくなった。


日常の中にこうした非日常の瞬間があると、それだけで心が豊かになる気がする。今日はそんな日だった。姉と一緒にクラフトビールを飲み、スパイスカレーを食べ、音楽に包まれながら穏やかな夜を過ごせたことが、私にとっては何よりの幸せだった。


これからも、こうした豊かな瞬間を大切にしながら、少しずつ元気になっていけたらいいなと思う。今日はただただ「良い日だった」と、そんな気持ちで一日を終えることができた。それが何より嬉しいことだと感じている。



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