-風神雷神-


「よー、久しぶり」

「あ、、久しぶり。
先週とか荒れてなかった?
うるさかったよ」

「ちょっとね、、
上司がヒステリックで」

「落雷注意って言うけど、
結構どうしようもないところあるよな」

「すまない」

「最近こっちはリモートワークが増えて、
どこの家でもパソコンを使っているんだ。
あんまり雷とか落とさないでちょうだいよ」

「・・・ごめん、
上司にはそれとなく伝えておくよ。
最近どうなの?」

「天気もどんよりで、、
子供の夏休みの計画がどうなることやら。。」

「え、、お前、子供いたの?
初耳なんだけど」

「だって、言ってないもん」

「え、、いつ結婚したの?」

「7年くらい前かな」

「なんで、教えてくれなかったの?」

「なんでって言われても、、
そんなに僕ら、仲良かったっけ」

「まあ、、大学卒業してからは
あまり会ってなかったけれども、、」

「あの頃は若かったね」

「お前、結構モテていたもんな」

「そうかな、、そうでもないよ」

「お前のサークルにいた、
あのかわいい子、
いまどうしているのかな」

「・・C子のことかな。
元気だよ。
もう結婚して子供もいるよ。」

「あ、そうなの?
誰と結婚したの?」

「同じサークルの人みたいだよ」

「そうなんだ。
どんなやつと結婚したんだろうね。
会って一発、かましてやりたいところだな」

「・・さあ、どんなやつなのか。
今度家においでよ。
最近は、料理も上達したんだぜ」

「へー、、
かなりいいお父さんなんだね。
立派だわ」

「じゃあ、後で詳しい日程と
場所を送るからさ」

「おけ。こっちは電波いいからね。
即レスするよ」

「あれ、どっちが雷神だっけ」

「いやいや、俺でしょ、おれ」

「そうだったか。では、またね」








以上

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