メモワール
2021年になってからのここ最近
シーザリオ、ジャングルポケット、ネオユニヴァース
といったかつての名馬たちが
ことごとくこの世を去っている。
競馬にまつわるニュースがホットなようだが、
ウイルス禍になってからも無観客の状態で
JRAはきちんと収益を上げているようだ。
you tube で『かつての名勝負!』といった
コンテンツが多くあって
ここ最近チェックしていて思い出したのが、、
2008年、僕が24歳の時で
宙ぶらりんな状態が続いている頃だが、
(断っておくが、今でも宙ぶらりんの感、まっしぐらである)
天皇賞(秋)の名牝同士の対決は
13分間にわたるビデオ判定の末、
ウオッカに軍配が上がった。
テレビで見た角度からすると
「これはダイワスカーレットの方ではないか」
と思っていたけれど、
結果的には2cmのハナ差で
一着ウオッカ、二着ダイワの掲示板になった。
当時の競馬を知っている人からすると
絶対的な安定感を誇るダイワスカーレット
(12戦8勝、2着4回)
の方が実力的には上なのではないか
と思った人が多いようだ。
人気のウオッカ、実力のスカーレット
という印象がある。
(と言っても、ウオッカは
牝馬にして64年振りのダービー馬である)
その印象からは、
絶対的な皇帝シンボリルドルフと
その息子の帝王トウカイテイオー
にも似たような感じを受ける。
ルドルフは必ず勝つ。
テイオーは圧倒的に強いが、
体の弱さもあり負けることがあったのである。
しかし、テイオーは競馬ファンからの人気が強かった。
現実の社会でも
圧倒的に実力のある人間が
みんなからの評価を受けられるわけではない。
むしろ実力のある人間ばかりではないから、
ノーマルな感じを有している方が取っつきやすく
親しまれる傾向があるのだ。
皆どこかで自身を守りたい意識が働いている。
そうだとしても、
やはり他を圧倒するヒーローは憧れの的で
確実に必要な存在なのである。
ジャンプコミックスの主人公も
そういう設定にされるようだ。
そのほかの登場人物も
それぞれに役割、役目を負っている。
そんなに容易く生きている人なんて、
果たして存在するのだろうか。
競馬のニュースに端を発してから
やや熱量が帯びてしまったが、、
結局何が言いたいかというと、
馬とか牛とか
家畜を必要とするのであれば
発電所のあり方も慎重にしなければいけないよね
ということ。
あの時から10年経ったようだけれど、
大きな社会に取り込まれているのは
決してわれわれ人間だけではないのである。
視野がせまくなると
人しか見えなくなり、
そうこうしているうちに
もっと大きなものを失うことになりかねない。
以上