結果発表!とけい爽の障害年金申請はどうなった!?『実録!障害年金への道⑯』
だだだだだだだだ、だだ────んんっ!!!!
ここまでお送りしてきました『実録!障害年金への道』も、ついに16回目。
皆さまの温かい声援に励まされ、皆さまとの交流で新たな知識と勇気を得、飽き症の私が、ついに、ついに果て無き道の一つ目の終着駅に辿り着くことができました。
そう。私の障害年金申請の結果が出たのです。
とけい爽の障害年金申請の行方は……??
無事、障害厚生年金2級を受給することができました!!!!
ありがとうございます、ありがとうございます。
自分で予想していたよりも良い(病気的には悪い)等級が出たので、今後の生活を立て直す強い味方になってくれそうです。
いやー、良かった。
あれ、でも、ちょっと待って……?
何か忘れているような気が??
「どうせなら、5年前に遡って請求したい!!
(訳:私に支払われる筈だった、5年間分のお金をください)」
『実録!障害年金への道②』で、私、こう叫んでいるんですよね。
私が当初考えていた障害年金の手続きは、「遡及請求(そきゅうせいきゅう)」+「事後重症請求」の2本立てだったのです。
遡及請求とは、過去に遡って障害年金を請求すること。
私の場合で例えると、初診日は10年前で、それから一年半後の「障害認定日」にはうつ病の症状が障害年金が定める等級に該当していたと予想される。しかし、当時は請求をしなかった。この場合、現在から遡って、最大5年前まで請求をすることができる……この請求をやりたかったわけなのです。
①~④がすべてうまく行って、それぞれの診断書の内容が障害年金を貰える等級だった場合、障害年金を現在から5年前まで遡って請求することが出来る。遡及申請が通れば、
一年間に支払われる障害年金×過去5年分=
が貰えるんです。これは大きいですよね。
しかし、私の場合は……
遡及申請は出来ませんでした!!!!
私は10年選手という長期的うつ病患者であるが為、色々と証明できない事が出てきたのです。
まず、②の「10年前にかかった病院の医師に、初診日を証明する為の「診断書」を書いてもらう」ですが、診断書を書いてもらうには、初診時のカルテが必須です。私の初診は10年前……カルテは破棄されてしまっていました。
当時のカルテがないと、医師は診断書を書いてくれません。
つまり、私の「初診日」を証明する診断書は、手に入らないことが分かったのです。
ただ、これは初診日を証明できる当時の診察券やお薬手帳があったので、初診日の証明だけなら何とかなりそうでした。
私の遡及申請において致命的だったのは、③の「初診日から1年6か月後の「障害認定日」に受診していた証明、病院の医師に「『障害認定日』を認定する診断書を書いてもらう」。
これが、どうしても叶わなかったんです。
遡及申請にとって最重要ともいえるのが、この「障害認定日」を認定する診断書を書いてもらうこと!
粘りましたよ。
でも、駄目だった。うう……。
私の敗因は、
○当時の主治医が、病院を退職していたこと。
○現在、その病院にいる別の医師が私の診断書を書くのを拒否したこと(障害認定日が5年以上前という昔だった為)。
無念です。
この「障害認定日」を認定する診断書さえ書いてもらえたら、遡及申請はおそらく通ったんじゃないかと思うのですよね。
でも、仕方ないです……遅すぎた私が悪い。
このように障害年金の申請は遅くなるほど、時間という致命的な障害が出てくることが多いです。何事も早めが肝心。障害年金も、早め早めの準備が大事です。
冒頭の「障害厚生年金2級を受給することができました!!!!」
というのは、「事後重症請求の2級」を受給することが出来た、という意味なんですね。
私の場合は「障害認定日」の診断書を書いてもらえなかった為、「 事後重症請求」扱いとなり、支給が決定された請求日(申請書類提出日)の翌月分から年金が発生することになります。
つまり、過去5年分まで遡っての年金申請は出来ず、申請が通った今(現在)から~次の申請手続きをする期間まで、2級の障害年金が貰える形になったのです。
次の申請時にも医師の診断書は必要なので、私の病気が良くなっていたら等級は下がりますし、回復程度によっては障害年金の支給は打ち切りになります。
ううーむ。
とりあえず、遡及申請が出来なかったのは残念ですが、あと2~3年早く動けていたら、結果は違っていたような気がするんですよね。
障害年金の申請を考えている方、今後申請を控えている方には、ぜひとも私の屍を越えていって欲しいと思います。
カルテの破棄期間を越えてゆけ!!
医師の病院退職を越えてゆけ!!
心から応援しています!!!!
あっ、そうだ。今回の障害年金の申請終了にあたり、
『障害年金申請に社労士って必要!?メリットとデメリットを徹底解説』の内容を追記しましたので、ご購入してくださった方は併せて読んでいただけると嬉しいです。今回の経験で得た体験談も、随時増やしていけたらなあと思っています。
それでは、また!!!!