映画『パターソン』は文学の匂いがする【ジム・ジャームッシュ作品】
こんにちは! とけいです。
日常の暮らしを、淡々と描いた作品があります。映画『パターソン』です。
本作を楽しんだ後に、ふと思いました。
『パターソン』のあらすじ
バス運転手は、街の名前「パターソン」と同じ名前のパターソンでした。
毎朝、パターソンは起きると、妻のローラにキスをします。
それから同じ道を通勤して、バスを走らせ、夜には帰宅します。
その後、いつものように愛犬と散歩をして、バーで1杯だけお酒を楽しみます。
平凡で単調な7日間――そのすべてが、美しいのです。
『パターソン』は詩人
パターソンは、朝食を食べている時やバスを運転している時などに、常に詩を考えています。
そんな様子をいつも見ているパターソンのパートナーは、詩集を公にしようと勧めてきます。
しかし、パターソンは詩人と名乗ることに興味がありません。
一方で、他の人の詩には、興味があります。
詩人だと思われる人には、自らよく声を掛けています。
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