挫折をせず、努力を継続する方法

何かを身につけようと努力するときに、挫折する危険は必ずついてきます。

今回は挫折を乗り越えて、努力を継続する方法を書いていきます。

というのも挫折って、何かを身につけはじめた初心者の時に起きやすいと思っています。

肌に合わなかったとか、難しかったとか、才能なかったとか。

そんな理由で諦めちゃうわけですね。

いろんなものに手を出したけど、目標やを達成する前にやめてしまった、挫折したという方は非常に多いです。

挫折する人が多い分野といえば、プログラミングかなあ、なんて私は勝手に思ってるんですが、あなたはそう思いませんか?

かくいう私もプログラミングを触ってた時期がありまして。

最初は楽しいなーなんて思っていたんですが、なんか思ってた方向性と違って、触らなくなっちゃったんですよ。

それがいいことなのか、悪いことなのかは、今でもわかりませんが。

しかし、今目標としていることがとても重要なら、それは絶対諦めてはいけないことです。

というわけで今回は、目標までやり抜かなければいけないあなたへ、挫折を防ぐ方法をまとめました。


・今回のポイント

1 退屈を無くす

2 目標を公言する

3 やらなきゃいけない環境に飛び込む『成熟の法則』


1 退屈を無くす

勉強やスポーツに限らない話ですが、退屈することは誰もやりたいと思いません。

あなたに趣味があるなら、それを今やっていると考えてみてください。

その中で、退屈な瞬間はありますか?

おそらくほとんどないか、あっても退屈をかき消すほどの楽しさがあるでしょう。

私も小説をよく読みますが、基本的に退屈することはありません。

「もしも退屈というものに抵抗できれば、成し遂げられないものは文字通り何もなくなる」とは、作家のデヴィット・フォスター・ウォレスの言葉です。

では、その退屈に抵抗するには、どんな方法をとればいいんでしょうか? 

それは、ひとつひとつのことを勝負にするんです。

人は勝負になっただけで、その勝負に勝ちたいという欲求が生まれます。

負けたときは悔しくなりますが、勝ったら嬉しくなるのは当然の話。

じゃあ誰と勝負をするのかというと、昨日のあなたとの勝負が設定しやすいです。

昨日に出したあなたの記録との勝負なら、勝つか負けるかわからない難易度になります。

たとえるなら、マラソンの練習。

走るときは、昨日の自分がこのタイムだったから、それより早く走って昨日の自分に勝とう!ということです。

勉強をするなら、問題集の正答率で昨日の自分と戦ってもいいでしょう。

このとき、めちゃくちゃ強くて勝てそうにない相手と戦うのではなく、ちょっと頑張ったら勝てそう、という相手を設定することがポイントです。


2 目標を公言する。

目標を持つと、「いまからここに向かうんだ」という明確な羅針盤になります。

要するにゴールがわかる、ということですね。

しかしその状態では、ゴールせずにやめてしまう。つまり挫折することは、簡単にできてしまいます。

そこで周囲の人やSNSで「これを達成します!」と、目標を公にしてしまうのがおすすめです。

すると、今まで簡単にやめられたものが、目標を達成することに責任が生まれます。

目標達成する前にやめてしまったら、あいつは継続して続けられないやつだ。そう思われるんじゃないか?という心理を利用したものになります。


3 やらなきゃいけない環境に飛び込む『成熟の法則』

さっき1番目の挫折を防ぐ方法で、退屈を感じるから挫折してしまう。と書きました。

しかし、多少退屈があっても長続きする方法があります。

それは、続けなければいけない環境に入ることです。

例えば、学校の勉強が楽しいと思う方は少数でしょう。

しかし、高校3年生になったら大学受験のために、1年以上勉強する、なんてこともありますよね。

他には、早起きが苦手でも、朝早くに起きないと学校や会社の始業に間に合わない。だから毎日早くに起きる。という例もあります。

私の場合、朝はゆっくり寝ていたいのですが、家から学校に着くまでに1時間以上かかっていました。それだけ通学に時間がかかってしまうなら、毎朝ゆっくり寝るわけにはいかないものです。

では、時間に余裕はあるけども「毎朝早くに起きる!」という目標を立てたとします。

しかしそれでは、朝早くに起きれなかったとしても、「明日こそ...」と考えて終わりでしょう。

明日から目標の達成が続けばいいのですが、そうなったら最初はちょっとだけ目標達成して、いつしか目標達成することもなくなります。

そうなると、せっかくの目標そのものをうやむやにしてしまう危険性もあります。

そこで、努力しなければいけない環境に飛び込むことが大事になってきます。

身の回りの環境を変えることで、努力しなかったらしなかった分だけ、環境がサボった分のペナルティがをあなたに与え、あなたの負担が大きくなります。

しかし、自ら環境を変えるのは簡単なことではありません。

代わりの方法として、目標達成できなかったら、自分からペナルティを受けにいく、という方法もあります。

例えば、わかりやすいもので言えばお金です。努力しなかった分、あなたの嫌いな活動をする団体へ寄付する、とすれば、「あいつらには絶対に、1円もはらいたくない!」という感情をモチベーションにすることができます。

努力しなかったことで自分から受けるペナルティは、大きいほどわかりやすく、効果があります。

しかし、目に見えて失われるものがあるなら、ペナルティは小さめでも構いません。

ただ、ペナルティは眼に見えるようにする必要があります。

大切なことは、ペナルティを受けたくない、持っていたものを失いたくない、という強い感情です。

どうしてもやり抜きたいと思うなら、まずは環境設定から。

ぜひ、設定してみてください。


最後にまとめです。

1 退屈を無くす

2 目標を公言する

3 やらなきゃいけない環境に飛び込む『成熟の法則』


それでは今回はこの辺で。


参考図書 『やり抜く力』(アンジェラ・ダックワース著 ダイヤモンド社)