【イベントレポート】同性婚のそこんとこだいじょぶ総会?(2020/08/30)
リアルタイムで参加しました。
学びが深かったとの「いやこんなすごい人たちが同性婚実現のためにめちゃ頑張ってるのに、何もしなくて良いのか!?」みたいなテンションになったので、とりあえずまとめてみました。
※本レポートはイベント関係者ではない私が勝手に書いているものです
※アーカイブはこちらから見れるみたいです
https://www.youtube.com/watch?v=2gGxrm2XodI&feature=youtu.be
イベント概要
やる気あり美の太田さん&みしぇうさん司会のもと、MARRIAGE FOR ALL JAPANの寺原さんがゲストの方々の質問に答えていく、という内容でした
※以下、レポートです
Q.同性婚が認められていないことによって、何が困る?
細かく挙げればキリがないが、大きくは下記3つに大別できる
①経済的に不利益がある
・配偶者控除が受けられない(所得控除や社会保険上の扶養などに関係)
「夫婦」であれば受けられる控除を受けられないため、結果的に税金を多く支払わなければならない
※同性カップルで1人が仕事を、1人が家事を行うという役割分担(いわゆる専業主婦)を選択すると、経済的負担が大きくなる(2人とも仕事をする場合でも細かい不利益はある)
・会社の福利厚生(家族手当等)が受けられない
「夫婦」であれば貰えるものが貰えない
②子供との関係
前提:同性カップル間に子供がいる場合、片方と血縁関係がある
―離婚した前配偶者子(異性)との間に授かった子供
―精子提供による人工授精で授かった子供
同性カップル間で子育てをしていたとしても、「血縁関係ある者」が先に死亡した場合、子供と「血縁関係のない者」は他人になってしまい、親権を持てない可能性がある
→「夫婦」のように法律上当然に2人が子供の親というわけではないため、不安定な状況になってしまう
※「子供を授かる方法として里親制度が利用できないこと」は後述(それは、同性婚が認められれば直ちに認められることではない可能性があるため、「同性婚ができないことによる不利益」では収まらないトピックであるため)
③社会的な不利益がある
・病院等で「親族」扱いを受けられないことによる不利益
・もうマジでその他諸々たくさん(最近「物件の名義人である配偶者が死亡した場合、残された配偶者はそのまま住むことができる」みたいな民法が作られた(改正された)が、そういうのとかも「パートナー」であれば適応されない)
※「パートナーと養親縁組を行い、法律上家族になる」という選択もあるが、「親子」と「配偶者」にはまじで差がある。だから代替できているとは言えない。
Q.日本で同性婚ができるようになったときに、国際カップルはどうなりますか?
同性婚が認められている国でも、国際カップルについてはそれぞれのルールがある。
→例えば、台湾では「相手の本国で同性婚が認められている場合、日本国内での同性婚を認める」
→日本も台湾と同じルールになるのではないか?
Q.同性婚実現のための最大のネックは、何なのか?
直接的な仕組みの話でいうと民法
→民法改正は国会の役割なので、国会議員の理解不足
※ただし、
・すでに野党から同性婚実現に向けた民法改正案が出ている(ここの条文をこう変える、っていうレベルで!)
・寺原さんが話をする人の中には、与党議員でも賛成派の人もいる
国会を動かすことができない根本には、「社会の無関心」がある
→「同性婚実現に向けて動かないとやばいな」と思わせることができていない(有権者の民意ではないから、無視してもOKだと思われている)
→世の中的に避けられないと思わせる雰囲気作りをしていく必要がある
これを実現していくにはマリフォーの活動だけでは難しい、僕たちには何ができる?
・署名:マリフォーでも実施中(100万件くらいは欲しい)
・メディアの力で発信をしていく
Q.同性婚って実際、どれくらの人が支持しているの?
「同性婚の合法化」に対する世論調査
NHK(2017年)
賛成 51%
※調査資料を見つけることができなかったのでリンクは割愛します
電通ダイバーシティ・ラボ(2018年)
賛成 78.4%
https://www.dentsu.co.jp/news/sp/release/2019/0110-009728.html
賛成派が過半数であるにも関わらず、法律が変わらない
→国会議員にこの状況が「実感として」伝わっていない
→過半数であれば「拮抗している」というジャッジとなり変化が起きない(圧倒的多数派でないため)
この状況を議員さんに伝えていくことが超大事
→議員さんにとって、自分を選出してくれた地元の人の意見は重要
じゃあどうやって伝える?
手紙を送る
アポ取って直接話す
※敵対せずに「応援してます、頼みます」というスタンス
Q.法が施行されたとしても、子供を育てるのは別の問題?
前述した国際カップルのルールと同じく、本件に関しても国により色々なルールがある。
(ルール)
・異性婚と同じように養子を迎えることができる
・片方の連れ子を2人の子供とすることはできるが(連れ子養子)、両者ともに血縁関係のない養子を迎えることはできない
→日本でどうなるかは不明だが、台湾は後者のため、日本もそれに倣う可能性はある
※この後、以下の質問があったのですが
Q.マリフォーをはじめたモチベーションの根源は?
Q.同性婚のデメリットは?
Q.「同性婚ができる」と言いきれる理由は?
→この辺はちょっと話に集中しすぎてメモ取れなかった(ごめんなさい)
まとめ:僕らができること
・議員さんに手紙を書く
・会える人は会ってみる
・署名活動に参加する(署名する)
・ツイートしてみる(#タグなど)
・マリフォーのSNSフォロー/チャンネル登録
・マリフォーマンスリーサポーター(広告費等の実費)
「同性婚は実現します」とハッキリ言いきった寺原さん。
あんなに情熱を持った方がこんなに動いているなかで、微力でもできることはなんでもやりたいという気持ちになりました。
同性婚が認められる日、みんなで喜べることを楽しみに、明日からできることを積み重ねたい。
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