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地域に悲観的だからこそ、地域に関わる「きっかけ」を作りたい。

約1年ぶりのnoteになります。ただいま!note!

約10年勤めた会社を退職しました。ある程度の収入や家族、子供がいる中での大きな決断です。

もちろん退職に至るまで、とても悩みました。それでも、最後に背中を押してくれたのは、妻の「好きなようにしていいんだからね」の一言が大きかったと思います。

今後に関してはフリーランスとなり、在職中から複業として関わっていた地域関連の取り組みをメインに活動していく予定です。

今日はこの地域に関する想いを少し。

僕は高校を卒業して就職し、地元の秋田県を離れました。これは父の影響によるもので「高校を卒業したら秋田から出なさい」とずっと言われてきたからです。

その頃から漠然と、何故か理由も分からないけれど「秋田に対して何か恩返しがしたい」と思っていました。

それから時が経ち、2年ほど前から複業や仕事外の時間を使って地域に関わり始め、今年の1月に秋田県主催のイベントに登壇する機会を頂き、秋田の地元紙にも掲載されました(真ん中の白い服を着ているのが僕です)

このことを父に伝えると「秋田は廃れていくからここにずっと留まってはいけないと思って、小さな時から秋田を出るように伝えてきた。それでも、こうやって秋田に関わってくれて嬉しいよ」と言われ、とてもジーンときたのを覚えています。

僕が生まれ育った秋田県は今、全国一の高齢化率と人口減少率となっています。僕が住んでいた頃は秋田県の人口が約130万人、今は約100万人、2040年には約70万人にまで減るなんて言われています。

秋田県が際立って進んでいるものの、高齢化、人口減少、空き家の増加、市町村の合併などなど、これはまだ僕が生きている遠くない未来に起こりえることだと感じています。

僕なりに言い換えれば、生まれ育った町が無くなっていく。個人的にはとても悲しい出来事です。

おそらくこの流れを止めることはできません。むしろ、僕がなんとかできると思うほど簡単なことではないし、おこがましい。

それでも、今の僕に「何ができるのか」考えたとき、東京に住みながら、地域と関わる「きっかけ」を作ることはできるんじゃないかと考えました。

世の情勢は厳しいですが、そんな中でも副業の解禁やリモートワークの普及、ワーケーションの推進などにより、地域への関心は高まってきました。

とは言え、やっぱり「仕事が…」とか「時間が…」とか、目の前のことに必死で、地域に関わりたい気持ちはあるけど、一歩踏み出す「きっかけ」を作る時間がないのではないでしょうか?(推測です)

ただ、地域への興味・関心を先延ばしにしていると、きっと思っているよりも早いスピードで廃れると考えています。しかも、出身地ならいざ知らず、他地域にいきなり飛び込むのは難しい。

だからこそ僕は、地域が廃れてしまう前に、人口の一番多い東京(首都圏)で、地域へ興味のある方が、実際の地域に1秒でも早く関わる「きっかけ」を作りたい。そして、地域を忘れないでほしい。

これは決して、地域で今まさに活動している方を否定することではなく、活動している方と繋ぎ、縁を紡いでいくことだと考えています。

東京に拠点を置いて活動するとなると、「地域の実情を知らない人」だったり、「きっかけを作ったところで上手くいかない」など、否定されることもきっとあるでしょう。

でも今、僕自身が関わってみたいことを全力でやる以外に道はありません。まずは一年、できることもできないことも受け入れながら、少しずつでも前に進んでいきます。

人呼んで、これを「きっかけコーディネーター」と呼んでもらえたら嬉しいです!(仮)

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