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大学生×伝統野菜 飛騨美濃伝統野菜『徳田ねぎ』を学ぶ
東海学院大学管理栄養学科の伝統野菜プロジェクトチームの学生です。 今日は岐阜県岐南町の『徳田ねぎ』生産者の方のところに来ています。
大学から車で20分ほどの住宅街に『徳田ねぎ』の畑がありました。
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『徳田ネギ』の特徴
『徳田ねぎ』は、江戸時代末期に尾張で栽培されていたネギの種を、八剣村(岐南町)の方が譲り受け、種子を近隣農家に配布したことがきっかけとなって、付近一帯に普及したのが始まりだそうです。
『徳田ねぎ』の特徴は、葉ねぎと根深ネギの両方の特徴を持っているということ。何度も土をかぶせることで軟白部分を長く伸ばすのが特徴なのだとか・・・。両方のおいしさを味わえるのですね!確かに白い部分も緑の部分もどちらも長い!
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現在10名の生産者の方で生産されている『徳田ねぎ』
『徳田ねぎ』は、種子は伝統的に自家採種で、9月~10月に播種して、翌年4月頃に苗を移植し、7月~8月頃に本畑に植えかえ、9月~10月頃にかけて土寄せ作業を3回ほど行い、11月頃から翌年3月に収穫するそうで、収穫できるようになるまで1年以上かかるそうです。
現在、60代~70代の10名の生産者の方で70aの畑で年間21tほど栽培がされているそうですが、都市化が進み住宅地が増え、『徳田ねぎ』の畑は減少しているという課題があるそうです。
癖が少なくて、やわらかい『徳田ねぎ』
『徳田ねぎ』は、癖が少なくて柔らかく、どの部分も美味しく食べることができるそうです。私たちも実際かじらせいただきました、白部分は甘味があり、緑の部分はピリッと刺激的な味!すき焼きや鉄板焼き、鍋、薬味など、幅広い料理で楽しまれているそうです。
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