仕事のスピードが劇的に早くなったスキルを紹介【要約】《内定者への手紙2巻-TOP1%に近づく最強の文章化術-》
おはようございます!
「わかりやすい文章を書けるようになりたい」
「もっと仕事を早くできるようになりたい」
社会人であれば、誰もが一度はこう考えたことがあるのではないでしょうか。
本書「内定者への手紙2巻-TOP1%に近づく最強の文章化術-」では、そんな悩みを解決する方法が惜しみなく書かれています。
「内定者への手紙」とは、次のようなものだと著者(北野唯我さん)は言っています。
この手紙は、わたしから実存する内定者たちへ向けた、最も私的で、汎用的なビジネス書である。「これを見れば、全てが載っているよ」と言えるような仕事術図鑑である。
実際、本書を読んでから、「仕事早いね」と言われるようになり、職場での評価が上がりました。
個人的にも、読む前より仕事のスピードが上がったと感じています。
仕事のスピードを上げるために大切なことは何か。
著者は次のように言っています。
仕事が早い人は、100%、文章化も早い
平均的なビジネスパーソンは、1日当たり1,000文字~3,000文字程度の文章を書くと言われています。
つまり、どんなビジネスパーソンも「作家」であり「ライター」である、と著者は言っています。
だからこそ、仕事のスピードを上げるために、一番再現性が高い方法が「文章化のスピードを上げること」なのです。
本書には「文章を書く技術」が、ステップごとにわかりやすく書かれています。
この記事では、最初のステップに書かれている「わかりやすい文章を書くポイント」を紹介します。
ポイント1 目的ファーストの法則
「目的ファーストの法則」とは、話す目的を先に伝えることです。
具体的には、話す目的が「相談」か「共有」か「意志決定」かをまず伝えてから、話や文章をスタートすること。
なぜなら、全てのミーティングやビジネス文章の目的は、「相談」か「共有」か「意志決定」のどれかだからです。
これだけで、わかりづらさはかなり解消できます。
例えば、「係長、相談があります。実は先日~」のような感じです。
先に目的を伝えることで、受け手は
「あぁ、なるほど。これから相談されるんだな。」と予測できます。
そもそも、話がわかりづらくて、相手をイライラさせてしまう人の特徴とは、実は、聞き手が「この先、どうなるかがわからない状態」が長く続くケースがほとんどなのだ。
校長先生の話がまさにそんな感じですよね。
だから、先に目的を伝えることで、相手に「話の予測」ができる状態をつくることが重要なのです。
ここで、「起承転結のほうが分かりやすいのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、「起承転結は、ビジネスの世界では絶対に使ってはいけない」と著者は言っています。
なぜなら、ビジネスは「タイミング」や「スピード」が重要だから。
そして、起承転結は、最後まで話を聞かないと結論が分からない、最悪の手法なのです。
分かりやすい文章を書きたいのであれば、先に目的を伝えるようにしましょう。
ポイント2 動詞の法則
「動詞の法則」とは、全てのビジネス文章に必ず、動詞を入れることです。
どんなビジネス文章も最終的には結論が伴う、と著者は言っています。
ビジネス文章の結論は行き着くところ、「Do」か「Don’t」の2つしかない。「やる」か「やらない」かだ。
そして、「結論」とは「動詞」であり、動詞のない文章=結論のない文章、になってしまいます。
実際に、よい文章とダメな文章の具体例を見てみましょう。
<例文>
✖「いい文章の書き方について」
〇「いい文章の書き方をご紹介します」
<例文>
✖「業務の進捗について」
〇「業務の進捗共有&ご相談」
1つ目の例でいえば、「紹介」という文字(動詞)を書くだけで、読み手からすると「あぁ、紹介してくれるのだな」と、結論が理解しやすくなります。
これだけで十分わかりやすくなりますが、さらにわかりやすくする方法があります。
それが、「目的ファーストの法則」と「動詞の法則」のかけ算です。
かけ算すると、先ほどの文章は次のようになります。
〇「いい文章の書き方をご紹介します」
◎「【ご紹介】いい文章の書き方について」
かなり分かりやすくなりましたね。
つまり、
結論(何がしたいか)➡ その他の文章
の順番になっている文章が、人間は理解しやすいのです。
以上、「わかりやすい文章を書くポイント」の紹介しました。
今回紹介したのは「初級者編」のほんの一部です。
本書の後半には「上級者編」である、「事実と解釈のわけ方」や「共通感情の法則」など、さらにわかりやすい文章を書く技術が書かれています。
「わかりやすい文章をかけるようになりたい」
「仕事のスピードを上げたい」
こんな方は、本書を読んでみてはいかがでしょうか。
本書自身が、わかりやすい文章で書かれているので、読書が苦手な方にもおすすめです。
わたしは社会人6年目に読みましたが、学びが非常に多かった。
職場での評価も上がり、著者の北野さんには感謝しかありません。
何よりすごいのが、価格が250円(税込)ということ。
安すぎです。
わたしは即決で購入しました。
また、今ならAmazon Kindle Unlimitedで無料で読むことができます。
(令和3年7月現在)
内定者への手紙1~4巻すべてを無料で読めるので、かなりおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!