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TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニングの正直レビュー(7冊目)

リスニング書籍はただの問題集なのでサクサク潰せて良いですね。

でも、このペースで潰していくとすぐにリスニング書籍が無くなりそうな気がしています。
ペースを考えないといけません。
私はアホなので「やる!」と決めたらそればっかりやってしまって、すぐに終わります。

この連載も本来2025年から始める企画だったのですが、思いの外早く目標達成してしまったので、もう始めております。

なお、この連載企画の始まりは以下の記事です。



ということで今回の書籍はサラリーマン特急です。


TOEIC L&R TEST サラリーマン特急 新形式リスニング (TOEIC TEST 特急シリーズ)


この書籍はまず値段が良いですね。
特急シリーズはほとんどが新書なので、値段も1000円以下となっていることが多く、非常に安いです。
リスニングの問題集に何千円も出すのは微妙だなと私も思うので、このくらいの値段で買えるならやってみようと思えます。

また、特急シリーズは新書なので、サイズ的に持ち運びに便利です。
私はabceedで解いていますが、特急シリーズなら書籍でも良いなと思えるサイズ感です。


さて内容ですが、これはただのTOEICリスニング問題集です。
それ以上でもそれ以下でもないという感じで、シンプルなドリルという感じです。
問題も100問程度しか載っていないので、スムーズに解いていけば2~3時間ですぐに終わります。

問題の質は一部微妙だなと思うものが入っていますが、概ね納得できるものでした。
この書籍は2019年の出版で若干古いので、どうやらこの時期にひっかけ問題が増え始めたようで、書籍内でも「新形式」という言葉をよく使っています。
「新形式ではこういう捻った問題が出るよ」という例題のようなものが多いです。

もしこのような捻り問題を本番で大量に出されたとしたら、多くの受験生が引っかかって正答率がガタ落ちするでしょう。
そうなるとスコアの正当性が保てなくなるので、実際のところは捻り問題は一部だけなのだろうと推測しています(TOEIC受けたことないからわからぬ)。

そういう一部の捻り問題に対処するためには、捻りに慣れておく必要があるので、この問題集を解く意義があります。
値段も安いので潰しておくべきかもしれません。


ここからは書籍に関係ない余談です。
個人的にですが、捻り問題は解いていて若干イライラします。

会話の自然な流れからしてそうはならんやろと思うものだったり、質問に対してストレートに答えていないなと思うような妙な受け答えだったり、設問の問自体がわかりにくかったりするのが新形式だそうです。
こういうのを出すことで難易度調整をしているのだろうと思います。

しかし、私は英語のリスニング問題に捻りなんかいらないと思うのです。

英語を聴き取れているかどうかを試す試験で、かつ、数秒しか回答時間がないような形式で読解要素を入れてくるのはおかしいことだと思います。
そういうのはリーディング試験で試すべきことで、単に難易度を上げるために捻り問題を複数入れてみましたというのは作問者側(TOEIC運営)の怠慢にしか思えないです。

という不満を言ったところで意味はないですが、TOEICを好きになれない(受ける気が起こらない)理由が何となくわかってきた問題集でした。
その点、英検はストレートに能力を試してくる問題が多いので、結構好きです。


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