海外携帯プラン特集 :楽天モバイル以外のオプション(その4)
ガジェットファンの皆さん、ようこそ『俺流トラベルガジェット』へ。
今回は、楽天モバイル以外のオプションについてご紹介します。特に、利用頻度が低い方や、SMSによる二重認証のみに利用したい方、単に電話番号をキープしたい方向けの選択肢を探っていきましょう。
なぜ楽天モバイル以外のオプションを考える?
楽天モバイルは確かに魅力的なオプションですが、家族割を使っても月額1,000円近くかかります。年間で約12,000円です。日本帰国時の利用や海外でのデータローミングを考えれば許容範囲かもしれませんが、そういったサービスを全く使わない場合はもったいないと感じる方も多いでしょう。
そこで、今回は以下の用途に特化したプランをご紹介します:
SMSによる二重認証のみに利用
電話番号をキープするだけ
オススメのプラン
1. HISモバイル
月額:290円(月100MBデータ込)
初回契約事務手数料:3,300円
特徴:開通後の設定で、海外ローミングとしてSMS受信(無料)が可能
2. Mineoのマイソク(スーパーライト)
月額:250円
契約事務手数料:3,300円
SIM・eSIM発行料:440円
データ通信:32kbps無制限(かなりの低速でありメールのみ利用可能レベル)
Mineoでは、ドコモ、AU、ソフトバンクの回線が選べますが、ソフトバンク回線では海外から電話ができないという制約があります。そのため、ドコモかAUの回線を選ぶことをおすすめします。
Mineoのスーパーライトプランについては、ITmediaの記事が非常に分かりやすいので、詳細はこちらをご覧ください。
3. povo(ポヴォ)
月額:無料
条件:半年に1回、なんらかのトッピングサービスを利用する必要あり
おすすめトッピング:一日データ無制限 330円
povoは、au回線を使用した非常にユニークなプランです。基本料金が無料で、必要な時だけサービスを追加(トッピング)する形式です。海外在住者や出張族にとっては、半年に1回のトッピングで番号を維持できる点が非常に魅力的です。もちろん維持している間はSMSの受信は可能です。
コスト比較
povoは年間コストが圧倒的に低くなっています。ただし、半年に1回のトッピング利用を忘れると番号が失効する可能性があるので注意が必要です。
重要な注意点:MVNOのデータ通信設定
今回紹介したHISモバイル、Mineo、povoなどのいわゆるMVNO(仮想移動体通信事業者)を利用する際は、重要な注意点があります。
データ通信を利用する際には、「プロファイル」と呼ばれる設定を行う必要があります。
この設定は、お使いのスマートフォンでMVNOのデータ通信サービスを正しく利用するために必要不可欠です。設定方法は各MVNOの公式サイトやサポートページで詳しく説明されていることが多いですが、技術に不安がある方は、契約時にカスタマーサポートで設定のサポートを受けることをおすすめします。
プロファイル設定を忘れると、SIMカードを挿入してもデータ通信ができない、という事態に陥る可能性があります。特に、海外でのご利用を前提としている方は、日本出国前に必ず設定を完了し、正常に動作することを確認しておきましょう。
まとめ
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