神の悪戯と完璧な創造 1 - はじめに
この話は、2020年、コロナ禍のロックダウン中に書いたクリスチャンとしての自叙伝です。一度ここに載せてから削除していましたが、今、もう一度見直して公開しておこうという気力が出てきました。どうかこの話が、私の愛する、そして私を愛してくれた、主の御心にかないますように。
はじめに
わたしは揺れた。何度も揺れた、真実と咎の間で。
それは天からの些細ないたずらか、それとも完璧な神の創造か。よくある偶然の一致に、私一人が溺れていたのか。それともこれが、過去現在未来に至るキリスト教の福音、教会時代の謎を解くひとつの鍵なのか。
これは、イギリスにあるふつうの街の、古くて質素で、しかし今も美しくのこる街教会に起こされた小さな物語である。そして今、私はこうして文字に起こすことから逃れられないでいる。それを突き動かす私の大切なもの。
中川氏*は言う、「聖書の学びが聖霊を目覚めさせる」。
教会時代は動いている。
真理に触れる時、あなたの心の中で動く何か。それを大切にしよう。それはあなたの魂であり、いつか目覚める時が来る。同時に聖書を学び、真理を宿す器としよう。そして私達は、その大いなる愛が注がれる時を待ち望むのである。
あの日から数年が立つ今、この書が、教会時代の謎にわずかでも迫ることができ、そして、それが誰かの信仰を少しでも励ますことができるようにと願ってやまない。そしてまた、私が過去現在未来に存在する多くのキリストの証人の一人となれるなら、私はようやくこの苦しみから開放されるのかもしれない。
それとも主はこの消えかけた炎をふたたび燃やされるのだろうか。
あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。（エペソ 2:5）
—by grace you have been saved— Ephesians 2:5
目次
はじめに
Ⅰ． 予兆 The sign
－霊性 Spirituality
Ⅱ． 召し Calling
－波動 Moving
－聖霊の注ぎ The second love
－小さな祈り a little prayer
－荒野 Desert
－戦いの訓練 The Warfare
－産みの苦しみと逃し Bearing and the Miscarriage
－反逆の霊 The rebellious spirit
Ⅲ． 義認 Justification
－The Unity
－罪とトラウマ Sin and Trauma
ートラウマからの回復 Recovering the Body from Trauma p23
－レント The Lent
－イースター On the Easter day
－神の声 The Voice
－イエスの幻 Mr. J
－聖霊の内住 The Holy Spirits
－渇き Thirsty
－聖霊の伝導 The Conduction
－聖霊の結合 Unity of the Holy Spirit
－御使い The angels
－祝福 The blessing
－体 Flesh
－悔い改め The Repentant
－和解 The Reconciliation
Ⅵ. 救いの御業 The Strategy of Salvation
－三つ子の魂 The spirit of three-year-old
－正義感 The sense of justice
－恥 Shaming
－救いを辿る Re-trace the Salvation
－初めの救い The first salvation
－結婚、家族 Marriage and Family
－復活 Resurrection
Ⅵ. 聖化 Consecration
－証 The testimony
あとがき