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書く習慣 Day30 | 30日間書いてみて、気付いたこと
3月1日から始めた「一ヶ月書くチャレンジ」。
正直、途中で辞めるだろうなと思っていた。挫折は得意だ。そんな私がなぜ30日間書き続けることができたのか、少し振り返ってみようと思う。
「自分のために書いていい」は本当だった
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実は、初めてnoteに登録したのは2022年6月。2記事ほど書いて、そのあとまったく手を付けずに放置していた。
あっという間に年が明け、2023年。
書店でタイトルに惹かれて思わず手に取った『書く習慣』という本。心のどこかで、放置しているnoteと「書けない自分」にどこか罪悪感があったのだと思う。
でも、著者のいしかわさん曰く「誰でも何でも書いていい!」らしい。自分の好きなことを、好きなように書いていい。文章の正解は自分で決めていい。
この言葉に背中を押されて、ならば私は私のために書こう、と一歩踏み出すことができた。
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書き始めて二週間ほど経ったころ、ふと思い出した。この「毎日書く」という行為を以前にもしたことがあった、と。
あれは、高校3年生のころ。志望大学の試験内容に「英語小論文(エッセイ)」があった。当日出題される「テーマ」に対して意見を述べる、みたいな。
その対策として、夏休み明けから試験日までの約3ヶ月間、毎日エッセイを書き続けた。
書くのは家に帰って夕飯を食べたあと。翌朝、ALTの先生にエッセイを渡して添削を頼み、放課後受け取る。添削後のエッセイを書き直し、また別のテーマで書く。その繰り返しだった。
当時を思い出すと、確かに大変ではあったが苦しくはなかった。いまは書いて書いて書きまくるしかない、みたいな不思議な疾走感があった。
表現がつたなくてもいい。文法が間違っていてもいい。書き続けた先に何が待っているのかなんて考えなかった。「毎日書く」という行為がいずれ私の血肉となる、という根拠のない自信があった。
もしかしたらあれが「自分のために書く」という感覚だったのかもしれない。この30日間書き続けてみてそう思った。
時間はつくるもの
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書くのを諦めていた理由のひとつに「時間がない」がある。
私の仕事はシフト制なので、どうしても生活リズムが不規則になりがちだ。4時に起きて20時に眠る日もあれば、10時に起きて日付をまたいだ頃に眠る日もある。
意外と体力を使う仕事なので疲労も溜まっている。正直、書く時間を取るくらいなら一分でも早く布団に入りたいし、漫画を読んだりYouTubeを観たりしたい。
そんな気持ちのまま、チャレンジ1日目を迎えて改めて実感した。時間は勝手にうまれない。自分でつくらなければいけないんだ、と。
このままでは挫折してしまう…… ということで、自分のタイムスケジュールを見直して、なるべく「書く時間」を固定しようと試みた。
私の場合、以下の3パターンがフィットした。
①朝番:仕事後(14~16時)
②遅番:仕事前(10~13時)
➂休日:午前中(9~11時)
この時間帯に書くことを習慣づけようとすると、自然と起床時間・就寝時間も固定されるようになったことが、うれしい誤算だった。
私の生活に少しずつ「書く」がなじんでいく。「書く時間がない」は、私の思い込みだと気付いた30日間だった。
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新たな「欲」
チャレンジを始めて2週間が過ぎたころから、ほかの方々が書いた文章の見え方が少しずつ変わってきた。
noteにはたくさんの魅力的な文章がある。いままでは、ただ純粋に「読者」として楽しんでいたけれど、「書き手」として読むようになった。気がする。
自分のために書いていい。ただ、最低限のルールやマナー、読みやすさ、わかりやすさは必要だ。せっかくなら「読んでよかった」と思ってもらえる文章が書きたい。そういう新しい “欲” がふつふつと湧いている。
さて、長いようであっという間だった「書く習慣30日間チャレンジ」。
これからはどんなことを書こうか。またしばらく書かない日々が続く気がする。でも、私は私のために書いていいことも、書く時間をつくれることも知っている。新たな欲も見つけた。
それに気付けたことが、私にとって大きな財産となった。友人も同僚も、家族も知らないこの30日間。たまに付く「スキ」のお知らせが、あんなにうれしいものだとは知らなかった。
これからもたくさん書いていこう。誰かのために。自分のために。