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日本の広告レベルを世界へ

欧米ではこのレベルの煽りでアウト。

児童を利用した表現に、徹底した配慮が求められるのは当然のこと。

そして、女性だけが何を差し置いても
「見た目を意識しなければならない」
という
「女性は選ばれる性」
という前世代的価値観を、徹底的に叩き潰す勢いが社会的に渦巻いているのがよく分かる。

一方日本では同じ職業の男女が並ぶイラストで、女性だけやたら体の線を強調してくねらせるのを、企業が「よし」として絶賛されている。

意気揚々と露出満点の“萌え”イラストを広告で打ち出したかと思えば、拒絶されてオロオロ引っ込め、
“オタク界隈”から批判されて「やっぱり出す」を繰り返してた頃からはものすごい進歩だ。

そうだ。そのまま出し続けていろ。
“海外のお客さん”が増えるからって急にトーンダウンするなよ。

その口パッカーとクネクネ腰と、胸の妙な質感をキープだ。

日本の広告レベルを世界に知らしめる必要がある。

そして「僕ヤバ」というアニメ。

あの女性キャラは、国際的にはどう見たって不自然に表現されている。

中学生で、
男をそそる
体つき。

「そういう話なんだ」
というのは分かるけど、どう見ても日本のマンガアニメには中高生が多すぎる。

そして
「絶対に若くなければならない」
というルールの中でキャラが生まれるのかと思えば、

少女に似つかわしくない
体つき。

どう言い訳を考えても
「男の性欲」
がマグマなのは明白。

男の性欲で少年と少女のストーリーを作っているのだ。

なぜそうなったのか。

昔からの流れをいつまで経っても変えないから。

元々が男しかいない出版の世界で、男が男の都合で、パンツを下ろしたままマンガアニメを製造してきた歴史がある。

だから今の時代には考えられない
男尊女卑

女性蔑視
のエッセンスが含まれている。

しずかちゃんはお風呂をのぞかれて
「キャー」
と叫んで顔を赤らめるだけ。
誰も罰されない。

女性キャラはいつも一歩下がって、男性キャラの補佐的役割を担う。

男性キャラがいつも女性キャラを“教育”する。

日本のマンガアニメの優秀さは誰もが認めるところであるが、暗い歴史もしっかり認め、賢く駒を進める必要がある。

しかし現状はヒャッホウ状態。

萌え絵全盛。
おっぱいおっぱい、
細い腰細い腰、
お尻お尻、
柔肌柔肌、
若けりゃ若いほどいい!

スーパーモデルの素敵なボディに“幼女”の顔をすげ替えた、大人の欲望「萌え絵」に男も女も熱狂している。

日本のかけがえのないマンガアニメ文化を守るには、悪手すぎる駒の進め方だが、当のオタクたちがそうしたいと言ってるのだから、そのままグローバルの道に突き進んでいけばいい。

「少女を0.01ミリでもセクシャライズしたら殺す」
の文化圏内で
「巨乳の女子中学生最高!」
と叫ぶ日本のオタク。

どこまでも応援する。

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