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減量生活カイゼンー人生初のダイエット、その5

 そんなこんなで減量体質カイゼン生活も早11か月、実をいうとロックダウン解除に伴って人と会う機会も相棒とパブに行く機会も増えこの3か月実は微妙な増減を繰り返している。最初からだとトータルで5キロ減。予定では10キロ減っている予定だったのだが。
 毎週チェックしていた体重も2週に1度になったりフードダイアリーもなおざり気味。ちゃんとやってないなと思うと体重計に乗るのもおっくうになる。食事管理も運動量も5月がピークでそのあたりでは7キロ減だったのだ。やっぱり継続って難しい。なにか新しいアイテムを投入せねばとずっと活用していなかったジムを思い出す。

ヴァージンアクティブというジム
というのがワタシがメンバーになっているジムでロンドン市内で16か所、ホームジムがあってそこと同じグレードだとどこのクラブにも行けてクラスも参加できる。加入したのはかれこれ7年前くらい。

 加入した当初は週末はヨガのクラスに行き、平日1日くらいは仕事帰りにプールで泳いでいた。このジムの一番の売りはプールとスパ。プールは25メートルでワタシのホームジムには大きなジャグジープール、ドライとミスト両方のサウナがある。ジャグジーは5つのゾーンに分かれていて浅く座る、深く座る、横になれると深さがいくつかあってさらに滝ゾーンてきな勢いよく湯が落ちてくるところとかもあってとにかくリラックスできる。
 加入して多分3か月くらいには週2が2週に1回になっていたと思う。半年を超えるころには月1でスパに行くのがメインになっていた。ここ数年に至っては今年何回行ったっけなぁなレベル。しかも2年前に引っ越してからはホームジムに行くには自転車を40分近くひーこら漕がないとたどり着かない。そんなにお安くもないジムなので同僚や友人に、
「行かないんならメンバー止めた方がいいんじゃないの?」
とパブでビール片手に言われては、
「いやいや、これは自分に対しての投資なのよ」
とやはりビール片手に言い訳をしていた。一体いくらドブに捨てたんだろう。ジワリと大きくなる腰回りに危機を覚えるたびに思い出したかのように行くジム、でも仕事が混んでくるとやっぱり続かないを繰り返していた。

ジム通い復活
 仕事を辞めて最初の月にしたことは個人用のノートパソコンと携帯を買うこと、それから月の収支を記録すること。いや、「収」はないから「支」だけか。そこで固定費として再び湧き上がってきたのが月毎のジム会費。おお、なかなか。ただしロックダウン中はジムも閉まっていたので会費は取られていない、それはよかったとちょっと得をした気分になる。
 今後しばらく収入が途絶えることを考えてじゃあ退会するべきかを考える。家でできるエクササイズと外に出て歩いたり走ったりするバリエーションに飽きてきた現状にジム通いを足すのはどうだろう。それは必要な経費か投資かはたまたただの無駄遣いか。

 悩んだ末にとりあえず月末締めだから1度行ってみてどう感じるかで決めようと。ジムが再び開いてすぐの4月中旬のとある晴れた日に自転車をせこせこ40分漕いで行ってみた。
 まず40分のサイクリングは大した運動量で。片道だけで1日分の目標運動量を達成できる。そしてプールで泳ぐのも目的意識があるので最低10往復はしようとか考えて泳ぐからやった感ありあり。それからのジャグジーは瞑想からこれからのキャリア、はたまた今晩の夕食の献立まで色々考え事をするのに素晴らしい。
 1回行っただけでこれは価値ありと判断。ついでに他のジムとも比べる。ヴァージンはその設備のせいもあって若干お高い印象。でもジャグジープールがないとジムに行くのがミッションになってしまうから続かない自信がある。飴と鞭、飴がなくっちゃだめなのよ。歩いて10分ほどのところに25メートルプールのついたジムがあって、月額もヴァージンの半額以下なのだけどスパがない…
 結論として10月に日本に一時帰国するまではキープして、それで辞めようと仮決断。それまでは週2は行こうと決意したのが4月、現在9月だが最低で週1はまぁ行っている。とにかく行けば帰らないといけないし、それだけで80分のサイクリングになるからジャグジーとサウナがメインになりつつあるけどまぁいいじゃないか。

 何度かやってみてたまにはいいなというのが歩いていくというもの。1時間半かかるけれどこの1年近くですっかり歩く楽しみを覚えた身としてはなかなかよし。帰りはさすがにさぼってしまうけれど、今の自宅がテムズ川の南でジムは北側なので必然とロンドンのど真ん中を縦断するルートになってそれもいいのだろう、違う橋を渡ったり美術館を挟んでみたりと1日お出かけコースにしたりして楽しめる。

 どこのジムもコロナのせいで経営は厳しいのだろう、いくつかのクラブが閉鎖したり別のジムに変わったりしている。生き残りをかけての経営努力も見える。最近では無料個人トレーニング1回サービスというキャンペーンがあったので行ってみた。
 なにせプールとクラスとスパしか使ったことがないのでランニングマシーンやウエイトトレーニングができるメインのジムスペースにはこれまで7年間足を踏み入れたことすらない。これを機会にそれぞれのマシンの使い方を教えてもらう。ついでにそれぞれどれがどういう効果があるのかとか、腰痛持ちにいいストレッチとかも教えてくれる。こうなるとやる気モードが沸いてきて鼻息も荒し。
「ワタシ、やるわ!」
てな感じ。お恥ずかしいながらランニングマシーンなんて1つしかないと思ってたよ。走るだけのとか膝に負担がかからないクロストレーナーとかボート漕ぎとかいろいろ楽しいね。

ジムアプリ
 もう一つの発見がアプリ。クラスを予約したり今どれくらい混んでるのかがわかるのは無論だがオンラインのクラスとオンデマンドのオンラインのクラスがある。
 オンラインクラスはいろいろなクラスが20分から60分で1時間ごとに見れる。午前10時からのポップダンスのクラスがあれば午前10時から11時までそのビデオにアクセスできる。11時になると別のクラスが始まる。ちょっと周りに人がいる中でやってみるのは恥ずかしいかなぁというのを試せるのがいいのと、時間が決められているからそこに合わせてモチベーションが上がる。ジムに行っている感があるといえばわかりやすいだろうか。
 もう一つはオンデマンドで自分の好きなエクササイズや興味のないものを選ぶと自動で4週間分のメニューを自動で組んでくれる。4種類程度のメニューが1週間ごとに表示されていて、ビデオを最後まで流すとそれが記録されて1週間でどのくらいメニューをこなしたかが目視できる。
 このアプリを活用しだしてから久々にクラスに行ってみた。ジムに行かなくても家でエクササイズをしたりちょっとリズムが戻りつつある。

 食べ物のおいしい秋、この数か月さぼりがちだったフードダイアリーを復活させ、ジム通いも復活。10月に日本に帰るまでにもうちょっとは体重を減らしたいところ。さて。

つづく

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