見出し画像

Twitter企画というもの

こんにちは。水源純です。
今日は #Twitter五行歌グランプリ  を始めた経緯について少し語りたいと思います。

◎Twitter企画というもの

ここ数年、歌友の影響もあって、Twitter上の詩歌等の企画に参加する機会を持つようになりました。
詩歌に限らず、あらゆる表現を対象にした企画もあり、そのなかで五行歌を発表させていただきました。二つほど紹介させていただきます。

①Twitter上展示企画 天鶩絨(ビロォド)企画 様

@veludoproject

文芸作品全般、イラスト、立体作品、さまざまなジャンルの作品を、毎回一つのテーマで募集していらっしゃいます。このテーマ設定が毎回詩的で絶妙で、魅力的です。選考などはなく、参加表明して、指定日に投稿し「展示」として楽しむ企画です。ことしも毎月10回募集されるようなので、ぜひぜひ参加されてみてください。

今年の企画内容


最近の #ルビーの心臓  の展示作品モーメントはこちら


②Twitter部 アトリエ部 -アトリエほへと- 様

@atelier_hoheto

Twitter部活動として文芸展では詩歌の募集をされていました。
残念ながら、昨年11月で無期限の休部になっていますが、その締めくくりとなった募集(第百十七節『鞄』)で最優秀作品となった、あーやん氏の作品は動画で公開されるなど、凝った趣向で「見せる」ことにも力を入れられていた印象があります。

私が参加したのは数回ですが、170回行っていたのは、本当にすごいことだと思います。ていねいな講評も、私はとても楽しみにしていました。
ゆっくりでも、いつの日にかの再開をお待ちしております。

いずれもとても工夫されていて、丁寧で、いい企画だなぁと思っていました。一参加者として投稿するなかで、「五行歌」の企画もいつかできたらいいなと思うようにもなりました。

もちろんこれらはTwitterの海のほんの片隅かもしれません。もっといろいろな企画があると思いますから、おすすめのものがありましたら、DMなどでぜひおしえてくださると嬉しいです。

◎十色(といろ)のうた実行委員について

まだまだ知らない人もたくさんいる「五行歌」を、もっとたくさんの人が書いたり読んだりして親しむようになったらいいなと、常日頃思っています。

そんなときに歌友の鮫島龍三郎氏から、五行歌公募をしないかとお声をかけていただきました。鮫島氏もやはり、もっと五行歌を多くの人に親しんでほしいと常日頃活動されている方で、『五行歌って面白い』『五行歌って面白い2』や、個人歌集『喜劇の誕生』を出版されています。

鮫島龍三郎氏の著書

同志の歌友たちと話すなかで、Twitter公募をしようという運びになりました。そうして「十色のうた」を立ち上げました。

次世代の人たちに継いでいきたい気持ちがありますので、十色のうた実行委員は、鮫島氏と私を除き、二十歳前後の若い歌人たちで構成しました。

今月の選者、山崎光氏はこの春大学を卒業する22歳。彼の紹介は、3月募集記事内にもありますので省略します。

十色のうたアカウント運営諸々、裏方のメインを担当しているのが、旅卯(りょう)氏。彼もこの春大学を卒業する22歳。2月募集の写真は、カメラも趣味という彼の作品です。

もう一人、水源カエデ氏は高校を卒業する18歳。14歳のときに五行歌集『一ヶ月反抗期』を出版。裏方の裏方ですが、Twitter運営上いろいろアドバイスをくれます。そして3月募集の写真は、彼の作品です。

◎参加する、ということ

私たちの所属する「五行歌の会」には全国各地に支部(歌会)が100くらいあり、各地の代表さんを中心に毎月歌会を開催しています。コロナ禍のなかで、休会を余儀なくされるところも多く、それでも文書(メールやファクス)歌会にしたり、状況をみて集まったり、みなさん工夫されています。

Twitter企画なら、コロナ禍でも開催できる!
というのも一つの動機でした。歌会ほど濃いやりとりはできませんが、イベントがあればそれに「参加」することで、閉塞されがちな日常に少し動きも生まれるでしょう。前述の企画に参加したときの私もそうでした。〆切に向かって作品を仕上げ発表し、時折もらう反応、反響に、もらっていたものは確かにありました。

詩歌を書くときは、ひとりです。ひとりで書くものです。
けれど書いたものをしまっておいても日記となるばかり。
(それもいいけれど)
どこかに発表して、誰かに読んでもらって響いた何かからまた、新しいものも生まれるでしょう。Twitterの「いいね」以上の何かも。

そういった響きあいが一つでも多く生まれたら、と思うのです。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?