noteの使い方を解っていなかった
2021年4月にnoteを始めて来月で2年経とうとしている。
そんなに投稿もしていないのだが、数少ないこれまでの記事は誰かに何かを伝えたいという気持ちではなく、なんてことのないことを綴る日記感覚で書いていた。
情報発信や交流のツールとして始めたわけでもなかったので「見たい人が居ればどうぞ」「読んでくれたならばありがとう」くらいの気持ちだった。
私の個人的な日記を読んで何か得るものがあるのかは私には分からないが、別に得るものがあろうがなかろうがそれは読み手が判断することで、読む読まないも個々人に委ねられていると思っていた。
メッセージツール以外のSNSとはもう何年も遠ざかっていたし、ネット上で人と繋がるという事に興味もなかった。
そんなわけでログインする頻度も極端に少なく、薄情かもしれないがnoteで何かを読もうという気持ちも特
になかった。
(今これを書いている2023年3月24日以前にもし私がスキ返しをしている様であれば、それはきちんと読んだ証だ。返しにいった事があるのかは分からないが。)
しかし、その間にもスキやフォローをしてくださっている方がいる。
実は少し前からnote上に別アカウントを作り、そちらでは個人的な考察・思考などをつらつらと、また凝りもせずメモ帳代わりのように書いている。
すると、やはりスキやフォローをしてくださる方がいる。
❝なんなんだ?この偉そうな口振りで、さも知ったような独り言日記に、何をそんなにスキを押してくれるんだ?❞
ツイッターで積極的にフォローされるのは、たいていが「稼ぐ方法を発信」「副業の秘訣教えます」とプロフィールに書いてある人たちばかりだ。
カモになったつもりでとりあえずフォロー返しはしてみるが、だからといってその人達のツイートを読むことはない。
noteも同様に収入の一貫として利用している人が多いのだろうが、私のその新しいアカウントにスキをしてくれた人達のページを見に行ってみると、特に有料記事が並んでるわけでも営業に繫げる記事があるわけでもない。
一人に対して2、3記事ずつ読んでみるという作業を全員に行ってみたのだが、どうやら営業ではなく純粋に書くことを楽しんでいる人達、自分の中に湧き上がる閉まっておけない感情や思考を文字にぶつけている人達だった。
だから私の独り言noteに反応し、私が閉まっておけないものをサンドバックになって受け取ってくれているわけで、「noteとはこうやって使うものなのか」と2年も経って初めて知った。
このアカウントは放置気味だったので、久しぶりにこちらも開いてみるとやはりスキをしてくれている人達がいた。
私はその人達のnoteを見にもいっていないしお礼一つ伝えていない。
今更ながらではあるが、時間はかかるかもしれないが、今日以前にスキやフォローをしてくれた人達のその「閉まっておけないもの」を、今度は私が受けに行くつもりだ。
リアルタイムでは返せなかったが、未来からのラブレターだと思って私のスキ返しを受け取ってもらいたい。
もちろんスキを押した時は、内容を読んであなたの「なにか」を受けた証だ。
ただし、申し訳ないが気が向いている間の話である。