【まとめ】トランジション・タウン
「農」は、ただの生産行為という枠を超えて、ヒトやモノ、コトをつなぎ合わせることの出来る土壌だと思っております。
そして、「トランジション・タウン」と言う活動の中で、「農」は地域の課題を解決していく行為となります。
「トランジション」は移行を意味し、自分たちの望む街を、自分たちで創造していこうというコミュニティ(市民)活動です。
イギリス・トットナムに住む、ロブ・ホプキンスさんが提唱し、今では世界中で活動が行われております。
日本では神奈川県藤野町が有名です。わたしの家の近くですと、千葉県船橋市にて活動しております。
活動範囲は、エネルギー問題(脱石油)から、農業(食)、教育、治安、経済など地域ごとに課題は様々です。
そして各地域では、賛同できる人が集まり、会議や勉強会を開催しながら、みんなで問題を解決していくような活動です。
下の動画は、アメリカ西海岸での一例です。都市部で空き地になっている区画で、野菜を育て自給しながら、地域の食の問題を解決していくと言う内容です。
「新鮮な野菜をお手頃な値段で買える」と言うことは、この都市では難しく、それによって健康被害が慢性的に広がっていました。
それを解決するため、都市に「農」を取り入れることで、ヒトとモノとコトが繋がっていき、大きなトランジション活動へとなっていっておりました。
映画では女性から「方向を変えて、今、ここで立ち止まり、やり方を変えるのです。」とあり、それは今現在、コロナウイルス禍で喘ぐ、私たちへのメッセージにもとれました。
他にも、
「朝起きて、よく働き、食べ物を育てる。地域の人や家族と共に働き、経験を共有する。家に帰り、食事の支度をし、とても美味しい料理を作る。」
「楽しみ。笑い。それが日常。それが人生。それが生きることよ。人は多くのことを抱えすぎて病んでいる。体を大切にしないし、食べるべき物を食べていない。」
今回、トラジション・タウンという活動を知り、調べてみましたが、
「食」に関しては、きちんと知識をつけながらも、神経質になり過ぎず、持続的に向き合っていこうと思いました。
同時に「農」を通じて食や、それ以外の地域の問題を解決していく為の、良い気づきとなりました。
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