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個性の循環
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私たちが暮らす社会は、一人ひとりのつながりによって支えられています。
そのつながりがあるからこそ、人は安心し、希望を持ち、支え合うことができるのです。
しかし、もしそのつながりが途切れてしまったら?
誰にも気づかれず、誰にも理解されず、ただ時間だけが過ぎていくとしたら?
孤独は、静かに人の心を削り取っていきます。
やがて、社会全体の信頼をも薄れさせ、分断を生み、争いの火種となり現在の社会に現れているように見えます。
戦争や対立は、決して突然生まれるものではありません。
小さな誤解や無関心、すれ違いが積み重なり、やがて大きな亀裂へと広がっていく。でも、その流れを変えることはできるはずです。
生まれた環境が違っても、
どんな特性を持っていても、
どんな過去を歩んできても、
誰もが、自分の存在を表現し、
誰かとつながることができる社会。
その循環が生まれれば、孤独は少しずつほどけ、
世界はもっと優しくなっていくのではないでしょうか。
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表現が生まれ、誰かに届き、
また次のつながりへと広がっていく。
社会全体が、そのつながりを受け止め、新たな可能性を生み出せる仕組みをつくることができたなら。
孤独は減り、
不安は和らぎ、
戦争や争いすらも、
生まれる余地を失っていくのかもしれません。
「make someone smile」プロジェクトは、社会を支える、新しいつながりをつくり、社会の基盤を守ります。
それは誰もが、つながりを持ち、
孤独ではなく、支え合える未来です。
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make someone smile プロジェクト詳細
「すべての特性や障害、感じている生きづらさ」を、
個性としてアート表現に変換し
循環させ、社会に参加できる人を増やすことで、
孤独になる人を減らすプロジェクトです。
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私たちは皆、それぞれ異なる特性や背景を持っています。
今現在社会の仕組みの中で、
「どうやって自分を伝えたらいいのかわからない。」
「社会とどのように関わればいいのか見えない。」
などといった思いを抱えたまま、社会とつながることができずにいる人がいます。
でも、どんな特性も、どんな背景も、
「制約」として扱われるのではなく、
「表現」として開放されることができたなら。
その人は、自分を伝える手段を手にし、
社会とのつながりを持つことができるのではないでしょうか。
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「すべての特性や障害、感じでいる生きづらさ」を、
個性としてアート表現に変えられる未来。
この考えが広がることで、これまで社会との接点を持ちにくかった人も、自分の表現を通じて、新たなつながりを生み出していくことができるようになります。
アートは、自分の存在を伝え、社会と関わるための手段でもあります。表現することで、それを受け取る人が生まれ、そこに対話が生まれる可能性が現れ、その対話がまた新しい表現へとつながり、循環していく。
この循環が生まれることで、今まで社会に参加できなかった人が、「自分も関わることができる」と感じられるようになります。
たとえば、
言葉をうまく使えなくても、絵を通じて想いを伝えることができる。
動きが制限されていても、色や形で自分の世界を表現することができる。
感覚の違いがあっても、自分の方法でアートを生み出し、それを誰かに届けることができる。
どんな方法であっても、「これは私の表現だ」と思えるものを持つことができたなら、その瞬間、人は「社会の一員としての感覚」を取り戻すことができるのではないでしょうか。
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