遅い夏休みDay-5
還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、アラ還トレーニーの自分は、遅い夏休みを取っている。と言うコトで、今日のnoteには旅の5日目=9月12日の記録を書いてみたい。
前日には尾道市内を散策し、そのまま尾道の別の宿にもう一泊。泊まった宿は、海辺に佇む数寄屋造りの料亭旅館。造りは古いが、しっかり清掃が行き届いており、共同のトイレもお風呂も、快適だった。料理は晩・朝ともに魚介類を中心とした和食で、晩御飯はオコゼづくしのコースを堪能した。
朝には鯖の塩焼きや、自家製の酸っぱい梅干しなどで白米を250g頂き、元気溌剌で出発だ。
新尾道駅前で予約済みのレンタカーをピックアップし、いざ、人生初の四国に向けて走り出す。そう、しまなみ海道ドライブなのだ。
最初に目指したのは、今治タオル美術館。綿花から糸を紡ぎ、タオルになっていくまでの製造工程の展示からスタートする。ムーミンなどのキャラクターの作品、歴史、そしてキャシー中島さんのハワイアン・キルトの世界へとつながる、楽しい美術館だったのだ。
今治城を車中から眺めつつ、「伊豫水軍」という海鮮料理店を目指す。ココは海鮮釜飯が有名なお店で、来島海峡第一大橋を一望できる席で、カレイの釜飯とお刺身・茶碗蒸しのランチセットを美味しく頂いたのだ。
次に訪れたのは、大三島にある「大山積神社」。ココは大山積大神一座、天照大御神の兄神をお祭りした神社で、海・山の守り神と呼ばれている。アラ還トレーニーの老い先を導いていただきたいと願い、お詣りに来たのだ。
その後、生口島の耕三寺という、病弱な母親の健康を願い、旅に連れ出せないのならと日本中の有名な仏閣を模して造らせた、という寺を参った。昭和11年から建立が始まった新しい仏閣で、山門は日光東照宮の陽明門を、本堂は宇治平等院を模しており、母の納骨堂として建てられた五重塔は真言宗総本山の室生寺ソレを模しているのだ。人工の洞窟を含め、全てに実業家・金本耕三氏の執念が籠っているのだ。
耕三寺を後にし、新尾道駅前でレンタカーを返却、新幹線で東京へと帰る、アラ還トレーニーの旅は終了なのだ。なお、その日の晩御飯は、新幹線の乗り換え時に購入した「福山ばら寿司」、最後まで海鮮尽くしのアラ還トレーニーなのだ。
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