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筋トレ動画をつまみに呑める(3) - 和製クラフトジン "KOZUE"

還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、アラ還トレーニーの自分は、クラフトジンにもハマっている。
クラフトジン、には明確な定義は無いのだが、小規模な蒸留施設で、作り手の個性が色濃く出ているジンを、そのように呼んでいるようだ。世界中で人気が出てきており、時々、ここ数か月の間に、会話の中でキーワードとして出てくることが多くなったので、試しに買ってみたのだ。
食材は、成城石井で買うことが多いのだが、成城石井はお酒の品ぞろえもバッチリで、多くのクラフトジンが棚を埋めていた。その中で、ひときわ目立ったのが、和製クラフトジンのコーナーだ。サントリーの翆(SUI)や六(ROKU)、京都蒸留所の季の美(KI NO BI)などが並ぶ中で、手に取ったのは、富士白蒸留所のKOZUEだ。原材料を見ると、コウヤマキ(高野槙)、ジュニパーベリー、温州みかん皮、レモン皮、山椒種、とある。いずれも和歌山産のボタニカルだ。値段が手ごろだったこともあり、まずはコイツを買ってみたのだ。
早速、飲んでみた。
まずはストレートで。グラスを顔に近づけるだけで、47度のアルコールが立ち上り、新緑のような匂いと、柑橘の甘い香りが鼻腔を刺激する。口に含むと、口当たりは良いが、ジンならではのキリっとした後味、そして山椒のニュアンス。
いろんな飲み方を楽しめそうだが、アラ還トレーニーの自分は、ロックで飲むのがお気に入りだ。最初は、ストレートの味わいが楽しめ、徐々に氷となじみ、味わいがマイルドになっていく。それでもなお、後味のキレは、最後まで変わらない。新緑、柑橘、山椒、それぞれのフレーバーも楽しめる。
KOZUEはレギュラーローテーションに入ることは、間違いない。

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