TOKYO PRO 2022 の結果について
8月28日には、全日本男子ボディビルマスターズ選手権のほかに、IFBB Professional Reague x FWJの男子フィジーク TOKYO PRO Supershow 2022も開催されていたのは、ご存知の通りだ。すでに結果も広く知られるところだが、アラ還トレーニーの自分から見たTOP-3の印象について簡単にnoteにしてみる。
当日は、会場にも行かず、LIVE配信も観てないが、少しずつ動画が公開され始め、画像もアップされてきているので、それらを観ての、印象だ。
第三位はJinだった。自分の目には、Jinが勝った!と映った。昨年からのImproveが著しく、胸・背中の厚みも肩の大きさも、ミッドセクションも抜群に良いと思ったのだ。絞りも含めて全体の仕上がりはBestに見えた、日本人の骨格でも世界で戦える、と確信したのだが、海外ジャッジの基準とアラ還トレーニーの観かたの差分がある、あるいはこのレベルまで来ると好みの問題なのか? とも思えた。ステージングも元気があり、Jinの良さが表現されたステージに惚れ惚れした。
第二位はEdyだった。このnoteの写真にある様に、比較審査の多くの場面に於いて、Edyがセンターにすっくと立っていたから、多くの人がEdyの勝ちを確信したことだろう。肩だけが強い、といわれてきたEdyだが胸と背中、特に背中に分厚さがついたことで迫力のあるボディになった。遅れをSNSで指摘されてきた絞りもしっかり間に合わせてきた。但し、他の選手と比べるとウエストは幅広に思えた。相変わらず、ポージングには華があるな。
優勝はKanekinだった。彼のImproveも目覚ましく、弱点が見当たらない素晴らしい仕上がりだ。ただし、Edy・Jinと比べると一回り身体が小さく見えたのが正直な感想だ。メンズ・フィジークは体重制限が無いため、選手の身体はどんどんデカくなり、絞りも深くなる傾向だ。サイズ感は大きくないが、Kanekinはそのシルエット・厚み・ミッドセクションの刻み・などの総合力で優勝したのだろう、今年のアトランタ・プロで11位、シカゴ・プロで6位と、2回の海外の試合で好成績を残して自信をつけたことも大きく寄与したに違いない。Mr. Olympia出場確定、正真正銘の日本人フィジーカーになったな。
KanekinはOLYMPIAへの切符を手にし、さらにImproveを続けるだろう。そして他の選手も今回の結果をバネに、バルクアップを狙うことは間違いない。筋トレに終わりはないのだ。