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自意識過剰くらいが、丁度良い。
私は、幼い頃からとにかく自分に自信がなかった。自信の無い自分が大嫌いで仕方なかった。あの頃の自分と同じように自分に自信が無くて悩んでいる人が何かを感じてくれたらな、と思いnoteを書くことにした。
母親はいつも私に「あんたはみんなより出来が悪いんだからみんなの倍努力しなきゃだめよ。」「あんたは可愛くないんだから、せめて良い子でいなさい。」などいつも悪く言っていた気がする。これが原因なのかは分からないが、とにかく物心ついた時から自分に自信がなかった。特に小学校低学年の頃がいっちばん。
どのくらい自信が無かったのかというと
前を見て歩くことができず、いつも自分の靴の先を見つめていた。
世界中の自分以外はみんな可愛く見えて、自分は一番ブスだと思っていた。
歯並びが良くないので(特に前歯)笑うことが嫌いで仕方なかった。
朝、身だしなみを整えるときは、自分の顔が見たくなくって電気を付けずに身だしなみを整えていた。
暗いほうが顔が見えなくて可愛く見えると思っていた。
下校中、同級生の男の子にブス!と言われたことだってある。
授業中先生に当てられても声が出ずに「声が小さい」と怒られてばかりだった。この、声が小さい問題についてすごく大変だった。声が小さいからって廊下に立たされたり、懇談会で母親に報告され、家で発声練習をさせられたことだってある。「近所中に響き渡るくらい大きい声で教科書全部読みなさい!」と外に締め出されたことだってあった。
けれども、自分に自信のない私は大きな声なんて出せなかったのだ。今ならこう思う、発声練習なんかじゃなくって、もっと母親が私を褒めてでもして自信を与えてくれたらよかったのに。
え?これだけで自分に自信がないというの?私の方がもっと自信ないよ!ともしかしたら読んでる人は思うかもしれない。でも、あの頃の自分は本当に苦しくってしょうがなかったのだ。
どうにかしたいと思い、自分なりに考えた。そこで閃いたのが
「そうだ!もういっそのこと自意識過剰になってやろう!」
その日から私は「自意識過剰くらいが、丁度良い」と毎日唱えて自意識過剰に過ごしてみた。
身だしなみを整えるときは、鏡の前で「私、可愛い。」と心の中で呟いてみる。
悪口を言われてしまったら「私が可愛いからかなあ」と思ってみる。
「私の笑顔って個性的だなぁ、可愛いかもしれない」と思ってみる。
宿題ができたら「わたしすごい!!!可愛い!!」
こんな感じで毎日ちょっとずつ自意識過剰に自分を褒めてみた。最初は上手くいかなかったけど、地道に続けて今はもう24歳だ。今は自分に自信があります!!!なんて胸張って言えないけど、少しは自信を持てるようになったと思っている。
前を見て歩くことだって出来るし、笑うことだってできる。大嫌いだった自分の笑顔は私しか出せない笑顔なんだから貴重すぎない?なんて思って歯を出してニコニコ笑う。人前に出て目立つのは得意ではないけど、やらなければいけない時は人並みに声を出して発表も出来るようになった。
自信がないなら誰かに褒めて貰えば良いのかもしれない。でも、私の親は褒めてくれなかったし、自分で自分を褒めるしかなかった。こんなんだけれども、昔の自分とは見違えるくらい自信を持つことができた。自分を好きになることができた。
嫌われたって私が自分を好きでいるんだから、どうってことない!
自信がなくって悩んである貴方、
「自意識以上くらいが、丁度良い」と思ってみることも、よかったら考えてみてください。
このnoteが誰かの目に止まり、少しでも勇気付けられることができたらいいな。
#自意識過剰 #毒親 #自信の持ち方 #自信がない #自己肯定感