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SPACE TECH ナイト2019を開催しました!

おばんです!
こんのです!
お初にお目にかかります!

先日7/5(金)に東北大学青葉山キャンパスにてSPACE TECH ナイト2019を東北大学スタートアップガレージと共催しました。

第一回目の昨年は7/25に東北大学片平キャンパスにて開催されましたが、第二回目となる今回はTohoku Space Communityが企画・運営として加わり、東北大学と共催いたしました。

今回は、昨今の宇宙ビジネス業界でホットな『衛星データの活用』をテーマに、第一線でご活躍されている豪華な御三方にご教授いただきました。


東北大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 宇宙ロボット研究室 准教授 桒原聡文氏

まずご登壇いただきましたのは超小型人工衛星の研究を行っている桒原聡文准教授です。
桒原准教授曰く、超小型人工衛星は軽い、短い開発期間、低コストなので数多く飛ばすことが可能であり、その台数は年々増加しているそうです。現在地球観測やリモートセンシングに活用されていますが、今後は通信技術に応用されていくだろうとのことでした。

超小型人工衛星の需要が高まっていって将来的には企業個々が人工衛星を保有するような時代もくるのかなと思い馳せますね。

また、桒原准教授はALEプロジェクトの技術顧問であり、人工流れ星の開発にも携わっております。
(JAXAに人工流れ星の安全性を説明することが苦労したそうです)
人工流れ星はエンターテインメントとしての利用はもちろんのこと、観測が難しかった中間圏の研究の進歩にも一役買うのではと仰ってました。

人工流れ星に何を願うか今のうちから考えておこうと思います笑


さくらインターネット株式会社xDataAllianceプロジェクトAlliance Business Groupプロデューサー 城戸彩乃氏

次に城戸綾乃氏に宇宙ビジネスの基礎的な知識とご本人のここまでの経緯、宙畑とTellusについてお話しいただきました。

城戸氏は宇宙ビジネスを日本に誇る一大産業にしたいということをVissionに掲げ、宇宙ビジネスを志す人の受け皿となる宙畑を設立されたようです。宇宙産業の規模拡大のためには宇宙産業を利用する産業の活性化が必要であるとのことでした。

衛星データをオープンにして研究、営業利用に使えるTellusというサービスについての講話ではその成り立ちから、データ解析のアルゴリズム等開発したものをシェアする環境を作っていきたいという将来展望も語っていただきました。

人工衛星のデータが個人の趣味レベルで活用できることは驚きましたし、宇宙ビジネスが思ったよりも身近なものだなと感じました。


SAgri株式会社代表取締役社長 坪井俊輔氏

最後は、実際に衛星データの農業利用をビジネスモデルの一つとして起業された坪井俊輔氏に登壇していただきました。

坪井さんは民間初の宇宙教育ビジネスとして株式会社うちゅうを創業し、「途上国の子どもの未来を築きたい」「途上国の低所得農家を支援したい」というビジョンのもと株式会社SAgriを設立されました。

講演では、自分のビジョンに対する熱い思いと、そのための農業アプリケーション「Sagri」の仕組みについて説明していただきました。
途上国の現地農家との交流を通して発見した課題を衛星データ画像を最大限に活用して支援しており、衛星データを応用することで改善出来る現状はまだまだ多く眠っていると感じました。
他の同様のサービスとして違う点としては「土」が挙げられました。
土壌状態まで解析して、そのスコアを信用材料の一つにするというお話から、ただ適切な収穫時期を判断するだけでなく、農家の現状により深い段階で寄り添ったビジネスであると思いました。

坪井さんは現在学生(休学中)であり、我々とさほど変わらない歳でありながらビジョンをしっかりと見据えて熱く行動する坪井さんの姿には感銘を受け、今後の活動に対して大きな刺激を受けました。

私が宇宙産業について興味を持ったのは最近のことで、知らないことだらけで挑んだ今回のイベントでしたが、知識を得られたことはもちろん、これからを突き進む情熱を分けていただ、非常に刺激的な経験になりました。

私のように感銘を受けた参加者がいましたらこのイベントを開催した意義につながりますし、今後も良い影響を与えるようなイベントを企画できるよう尽力していく所存です!

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